RED CARD(レッドカード)は日本のデニムブランドだ。
そんなことを私が言う必要がないほど知名度は高く、様々なセレクトショップとのコラボレーションを行っている。
日本製デニムという観点で話をするのであれば、このレッドカードと以前に紹介させていただいたKUROがクオリティ面で双璧をなす関係ということになるだろう。
今回はレッドカードデニムを買ったのでレビューしてみようと思う。
RED CARD(レッドカード)デニムのクオリティレビュー
今回久しぶりにデニムを購入したためレビューしてみようと思う。レッドカードを購入するのは3年ぶり。
前回は二子玉川高島屋のビームスで購入、ダメージ補修加工をしてあるかなり凝ったタイプのものだったと記憶する。
あれから3年、なぜまたレッドカードデニムを買ってしまったのだろうか?
レッドカードの価格
以前までであれば30インチがジャストサイズであったが、ウエストも大幅に増えてしまったことで現在は31インチがピッタリなサイズとなってしまった。
購入価格は25,000円とレッドカードアイテムの平均価格20,000円よりも若干高めなモデル。
これはペンキ加工と微妙なダメージ(ヒザの穴)加工に手が掛かって入る分の手間賃みたいなもの。
デニムの価格として20,000円をどうみるかというのがポイントになる。
海外プレミアムブランド製デニムに引けを取るわけではなく、むしろそれ以上のクオリティを維持するレッドカードの20,000円はコスパが高い。
普通に特徴のある加工無しの色落ちだけのモデルであれば、1万円台後半で購入できる。
レッドカードフロントボタン
フロントはジッパータイプではなくボタンフライを採用したモデル。
私はリーバイスの501を愛用していたため、フロントはジッパーではなくボタンフライでないと気持ち悪い。
なのでデニム以外のものを履くとこの部分に違和感を感じてしまうのだ。
フロントがボタンフライなのは良いのだが、一番上のボタンと下3つの材質が異なるところが個人的に残念だった。
一番上もシルバーにするか、下3つもカッパー色にするか、どちらかに統一してほしいというのが私の理想。
まーここはあまり重要な部分ではないのでこれ以上は何も言わない。
レッドカードの履き心地
コットン100%なので履いた感じは昔ながらのデニムと共通する少しゴワッとしたもの。
KUROは2%ポリ混なのでもう少し滑らかなものになっていた。
ちなみに私がお伝えしているKUROモデルはDIAMANTE(ディアマンテ)で下記記事のものである。
ここは好みが別れるところで、私は昔ストレッチが効いてるデニムは好きではなかった。
一般的なストレッチが効いているデニムは動きやすいんだけどデニムっぽさが足りないと感じる。
デニムって別に動きやすさは重要じゃないし、選定基準で言えば後ろの方でしょ。
ディティールや自然な色落ちを表現できてるかの方がはるかに重要だ。
とはいえ、年齢のせいかKUROの履き心地になれてしまった手前ゴワゴワするのが気になる自分もいる・・・
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レッドカードのディティール
ディティールの詳細を解説していこう。
ブランドタグはちょうど腰の中央部分に赤いネームタグが縫い付けられている。
赤いタグにある『RED CARD』の文字は一度見たら忘れることはないだろう。ブランドネームそのままに脳裏に焼き付けられる。
生地の色落ち感はこんな感じ。比較的ハードな落ち感のものをセレクトしているためヒゲの付き方もくっきりしている。
この後に見せるペンキの付き具合とも非常にマッチしており、ここがポイントで購入を決めているのは言うまでもない。
ポケット周りのステッチについても綺麗な経年変化が体現されていた。
今回購入したデニムの両ヒザ部分はハードに穴が空いた状態になっている。
さすがにこの状態のものを着るのは少しためらいがあった。
10年前の年齢だったらまだイケるかもしれないが40のオヤジが履くにはどうなのか?
ペンキ加工が今回のレッドカードをチョイスするポイントでもあったため、いつもの『色落ち感が良いデニム』だけでは物足りなかった。
ヒザの穴は結構大きく空いているため、勢い良くデニムに脚を通してしまうと穴がひ脚が引っかかり下手すると破ける。
ここはジレンマな部分にもなるがソロリソロリと脚を通す様は少し情けないのだが、ダメにするよりマシだ。
最悪広がりそうになった時には補強しようとも思っている。
一番大事な裾部分についてはチェーンステッチで本格仕様となっている。
あたりも良く出てるし、この部分は個人的にも気に入っているところだ。
レングスは30なので脚の短い私でも問題なく履きこなすことができる。
レッドカードのシルエット
シルエットはテーパードと言われたけど、スリムストレートな気がする。
ブルーの色味と色落ち、加工どれも素晴らしい出来だと感じる。
ここまで最高の国産生地・材料を使い、熟練職人の縫製技術をもって仕上げたもの。
デニムが生まれたのはアメリカだけど、日本の技術が加わった現代では日本製に勝てるものはないだろう。
まとめ
これから履き込むことでまた違った一面が見えるかもしれないし、育てて行く過程は更新してお届けしていこうと思う。
前に持っていたモデルはもうサイズ的に履けなくなってしまったため、このモデルが履けなくなったとならないように自己管理も行う予定だ。
レビュー結果としてはKUROと並び本格的な仕様の日本製デニムが欲しければレッドカードを買うという選択肢になるだろう。
2つのモデルの違いなども今後は別途紹介させていただければと思う。
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