デニムのコーディネートを考えた時に、ベルトをするかしないかという議論が出ると思う。
スキニーなどのパッツリフィットなものだから、ベルトはする必要が無い。
もしくはスキニーではなくとも、ジャストフィットでズリ落ちることが無いからしなくても平気。
こんな意見の人がいると思う。
でも、ベルトはデニムのコーデを考える際に、セットで合わせるべきアクセサリーの一つというのが私の結論だ。
特にベルトのバックル部分を『チラ見せ』することによって、ベルトを付けない時と比較してデニムの存在感が2割増すと考えている。
今回はデニムのコーディネートを考えた時に、決して外すことの出来ないアクセサリーの一つであるベルトについて紹介させていただこう。
デニムに合うベルト?
デニムに合うベルトとはどのようなものだろう?
人によっては「何に合わせても似合う」なんていい加減な事をいう人もいるが、私はそうは思わない。
確かに、デニムは何に合わせてもそれなりに見えてしまう素晴らしいアイテムであることは確かだが、それでも合わないものも無くはない。
デニムとベルトをコーデする際に、注意しなければいけないポイントを以下にまとめてみた。
デニムに合うベルトを選ぶポイント3点
ベルトループの幅
デニムによってベルトループの幅は異なってくる。
HTCなどのゴツめのベルトをチョイスしたい時に、あなたのお気に入りデニムのベルトループを通らない時があるのだ。
最後のベルトループから剣先までの長さ
最後のベルトループを通した後に、画像のように剣先が垂れてしまうコーデを私は好きではない。
剣先が垂れていると歩いているだけで邪魔だし、うっとしいのもある。
ベルトを留める穴の配置をよく見ておいた方が良いだろう。
穴の最後の部分から先があまりに長すぎるようであれば、選択肢から外しても良いと思う。
ベルト自体の厚み
http://shop.plaza.rakuten.co.jp/
意外と盲点なのが、ベルト自体の『厚み』の部分、一度デザインが気に入った海外ブランドのベルトを通販で購入したことがある。
楽しみにしていたが、届いた際にあまりにペラペラで驚いたことを思い出す。
こればかりは実際に試着してみないと分からない問題。
あまりにペラペラだと、革の繊維にヒビが入って見栄えも悪くなる。
この辺は、実際にリアルなお店で選ぶようにしよう。
オススメのベルトブランド
高級ブランドの代名詞であるエルメスなどは紹介しない。
実際に使ったものの中で、オススメ出来るものだけを紹介しよう。
HTC
HOLLYWOOD TRADING COMPANYというのが正式なブランドの名称。
ヴィンテージベルトを再現したHTCは、とにかくベルトの完成度が高い。
このベルトを私が購入したのは26、27才位の時だから、かれこれ15年目になるというのに一向にヘタる気配がないこと。
ベルト穴分も裂けることなく、私のウエストが徐々に大きくなっても対応してくれる。
表面に革のヒビ割れが見える箇所については、経年劣化なのでどうしようもない。
ベルトの裏側がこんな感じ、使用頻度は年250日以上は使っていると思う。
私は仕事もスーツである必要はなく、ほとんどがカジュアルな服装だ。
だからデニムをコーデするときは、HTCのベルトを合わせることが多くなる。
このベルトを買ってからは、他のものを買おうとは思わない。
価格は当時購入したときで50,000円以上したから、決して安い買い物じゃない。
このベルトはスタッズとスティングレイ(エイの革)が使われているのだが、スタッズが取れてしまった箇所は1個もなく、剥がれなども見られない。
デニムも頑丈なものが多く、かつその色落ちなどを二次的に楽しむことが出来るのが魅力だと思う。
ある意味ベルトにも同じことが言えるんじゃないか。
その使い古したベルトには独特の『味』が発揮されてくる。
これだけ頑丈なものだからこそ、デニムと合わせるべき唯一のベルトと言えるではないだろうか。
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デニムに合うベルトコーディネート5選
チェックシャツ
デニムにチェックシャツを合わせたカジュアルなコーディネート。
ここで肝になるのは、やはりベルトにあると思う。
この着こなしでベルト無しだったらと思うと、シャツにネクタイをしていないのと同じで、どこか締まらないスタイリングになるはずだ。
ベルト一つと侮ってはいけない。色落ちしたデニムとチェックシャツには、ブラウンレザーのベルトがよく似合う。
ジャケットxシャツ
リジットもしくは、ワンウォッシュのデニムにジャケットを合わせたシックなコーディネート。
グレーの艶感のあるジャケットが目を引くコーディネートだ。
シャツはタックインしつつも、やはりベルトがジャケットの隙間からチラ見出来る。
キレイ目にコーディネートを仕上げたい時にも、ベルト一つで印象は変わってくる。
Tシャツ
これからの季節を考えれば、Tシャツにデニムというスタイルが基本コーデの一つになると思う。
その中でもベルトは優先順位のかなり上位に位置する存在になるだろう。
これだけ薄着になれば、他との差別化させるポイントが難しい。
アクセを取り入れるなどしても、やはりもう一つポイントが欲しいところ。
それがやはりベルトということになる。
スタジャンxパーカー
冬でもショート丈のアウターをコーディネートする時には、ベルトのチラ見せコーデが活きてくる。
その代表的なものとしては、スタジャンやMA-1などが挙げられる。
ブラックのスタジャンに合わせて、ブラックのベルトを合わせているのもポイントだ。
白Tシャツxブラックデニム
白Tシャツにブラックデニムというシンプルなコーディネート。
かなり分かりずらいが、ベルトの剣先がTシャツを支えている。
もちろんブラックデニムと合わせるベルトのカラーはブラックで統一し、かなりさりげない演出に留めている。
それでもベルトをするかしないかで言えば、ベルト無しとは雰囲気がまったく変わってくる。剣先はあまり長すぎるのは合わせづらい。
まとめ
デニムに合うベルトを紹介させていただいた。
やはりこれから夏に向けて、薄着になる分コーディネートで差を付けるのが難しくなってくる。
シンプルなコーディネートだからこそ、ベルトの果たす役割は大きい。
時計やブレスレットなどのアクセサリー同様に、ベルトもアクセの一つと考えてデニムとセットで考えるようにしよう。
今回は『チラ見せ』がコーディネートの中心となっているが、
あくまでチラ見せすることが目的であり、ドデカイバックルを見せつけるようなコーディネートはNGだ。
あくまで『さりげなく』を心がけてこれからの季節のコーディネートに活かしていただければと思う。
肝心のデニムに合う服装については、こちらの記事も参考にしてみてほしい。
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