真夏にジーパンを履く奴がいるのか?
30℃を超える炎天下の中、13.5オンスのデニムに身を包み、汗だくになって太ももに張り付きながら過ごすことが心地よいのか?
正解は否だろう。
真夏はショートパンツで軽快な恰好で過ごしたいし、ジーンズなんて履きたくない。
そんな声の方が多いかな。
それでも、真夏にジーパンを履かなかった年は一度もない。
それは何故なのか?
単純にデニムが生活の一部になっているから。
自分の人生を振り返っても、デニムに勝るパンツは存在せず、これは今後も変わることは無いと言い切れる。
ジーンズの無い人生などありえない。
基本的に1年の3分の2はデニムを履いて生活してきた分、ジーパンを取り入れないコーディネートなど考えられない。
そうは言っても、夏は暑いしデニムを履くのを躊躇してしまう気持ちも良く理解できる。
今回は夏場に取り入れたいジーパンのコーディネートについて、持論を述べさせていただこう。
日本の夏は異常
真夏の日本列島は想像を絶する暑さに見舞われる。
私が住む東京も最高気温が37℃とか、もう溶けてしまうんではないかというほどクソ暑い日々。
だからといって仕事をしているわけだから、毎日ショートパンツで過ごせる訳もなく、我慢してパンツを履いて出社している。
私は仕事柄、服装は自由なので上半身はTシャツやポロシャツで出社するが、さすがにショーパンで会社に行くのは許されるはずがないし、そんな勇気も持ち合わせていない。
スラックスでも良いんだけど、個人的にあまり好きではないため結局ジーパンをチョイスする。
すでに『第2の肌』と呼べるほど体に染みついているからだ。
真夏にジーパンを履くメリット
いくら第2の肌とは言ってみたものの、30℃を超える真夏日の中ジーンズを選択する理由が、他にもあるんではなかろうか?
いや、他にも理由があるから真夏の炎天下の中でも、デニムをチョイスしているんだろう。
特に理由なく、暑さに負けて冷静な判断が出来ないだけではないのだ。
そこには真夏でもジーンズをチョイスする具体的な理由があった。
合わせる服を選ばない
デニムをチョイスする大きな理由の一つとしては、合わせる洋服を考えなくて良いことが一番の要因だと思う。
ジーンズほど万能性が高いアイテムは他には無く、特に時間の無い朝などは、まずはデニムを履いてから、上に着る服を考えるのが習慣となっている。
これほど素晴らしい洋服が他にあるだろうか?
アスレジャーの勢いに押されているというデータもあるが、最終的にデニムに勝てるアイテムなど無い。
これが私が30年以上、デニムを履き続けて行きついた結論である。
汚れが目立たない
ジーパンは頑丈なのはもちろん、とにかく汚れを気にする必要が無い。
スーツのスラックスや、明るい5ポケットパンツなどはこうもいかないだろう。
それに比べてジーンズは、汚れなんか気にする必要なく着用することが出来る。
むしろ、汚れが新たな『味』として深く刻み込まれるのがデニムの特性だったりするのだ。
まったく着て行く場所を考える必要がないため、とりあえず急いでいる朝などはデニムに合わせて飛び出して行ける。
汗をかいても目立たないし、本当に便利なアイテムだ。
生地が厚いから蚊に刺されない
13oz(オンス)や14oz(オンス)など、デニム生地の『厚み』を示す単位を言うが、ジーパンは生地が厚いものが多いのも特徴の一つ。
だから夏場に履きたくないという意見も多いのだが、生地が分厚いことで有益になることも多い。
その一つが夏場に悩まされる『蚊』の存在だろう。
脚なんか刺された日には、直接掻きたくても掻けないもどかしさで、頭がおかしくなりそうになるくらいだ。
ジーンズであれば、そんな煩わしい思いをする必要もなくなる。
意外にも、夏場にジーパンをコーデに取り入れる理由は、予想以上に多いことが理解していただけると思う。
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夏場のジーパンコーデ
Tシャツ×コンバース
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夏のジーパンコーデでの基本になる部分は、Tシャツ・スニーカーという王道コーディネートが中心になるだろう。
Tシャツのカラーをグレーに、そして足元のコンバースオールスターも同色のグレーにすることで、トータルで締まったコーディネートになる。
ただ、グレーは夏場は『汗染み』が目立つため敬遠されがちになるかもしれない。
でも、下に白Tなどで重ね着する等で大分緩和される。
当然、ある程度引き締まった体形でないとTシャツを着ても様にならない。
それを解消してくれるのも重ね着が果たす役割の一つになる。
ホワイトデニム
メンズでも王道コーデの中心になってきたホワイトデニムに、夏らしくリネンのシャツをチョイスしたコーディネート。
足元はロールアップしてサンダルを合わせる事で、真夏っぽさを演出できるし、シャツのカラーはホワイトと抜群の相性があるネイビーも取り入れたいところ。
いずれにせよ、ホワイトデニムはコーディネートの中心に位置する存在になるため、自分に合った一枚を揃えるようにしておこう。
こちらの記事も参考になると思う。
デニムレギンス
アスレジャーが流行ることで、メンズにもデニムレギンスを取り入れたコーディネートが増えてくることが予想出来る。
スウェットデニムなんてものも、最近では取り上げられて来ているし、デニムの着心地が嫌いな人にとっては取り入れやすいアイテムの一つでもある。
スポーティに、ロゴなどを排除した無地Tシャツにデニムレギンス、足元には少しボリュームのあるスニーカーを合わせてみても面白い。
アスレジャーについては、こちらの記事を参照してほしい。
デニムオンデニム
デニムにデニムシャツをコーデした、通称『デニムオンデニム』の着こなしは、オシャレ上級者でないと変なコーデに見えてしまう。
何よりも、上下を同色で合わせてしまうとメリハリが付かず、ただのダサイ人で終わってしまうことが多い。
上下同色でも、オシャレに見せる事は出来るんだけど、合わせ方やサイジングが上手くないと格好良く見えない。
まずは、リジットデニムに薄いブルーのデニムシャツをコーデするのが、夏らしくもあり失敗も少ないと思う。
足元はシンプルにオールスターや、VANSのスリッポンなどがコーデしやすいので持っておきたいアイテムの一つになる。
デニムシャツについては、こちらの記事を参照してみてほしい。
スニーカーが気になる人は、こっちもどうぞ
ワントーン
胸ポケットTは夏の必須アイテム、毎年定番でもあるし流行に左右されるものでもない。
ワントーンの中でもアイスブルーで上下を統一することで、より夏感が際立つ。
いつものTシャツにデニムという組み合わせでもそれなりに見えてしまう。
足元にはシンプルにホワイトのコンバースを合わせてスタンダードな着こなしを。そう、スタンダードな着こなしこそ夏の王道コーデでもあるわけだ。
ユルデニム
夏くらいピッタリしたサイズのものを着たくないよ!
そんな声が聞こえてきそうなほど日本の夏は蒸し暑い。
ゆったり目のサイズをコーデすることで少し抜けた感じにまとまる。
全体のカラーは少し薄い感じに持っていこう。
カラーコーディネートだけで夏らしくもなるし、全体的なユルさともマッチする。
うだるような暑さの中で少し気の抜いた恰好をしたいときに最適なコーディネート、足元はサンダルなどを合わせる方がより涼しげにまとまるのは言うまでもない。
デニムショーツ
デニムショーツであれば、夏場にジーパン履きたくない人でも取り入れられるアイテムだ。
Tシャツ・デニムショーツ・スニーカーなんてスタイルが夏らしさも感じられるし、実際に涼しいしこれ以上ない組み合わせだと思う。
手持ちにある履かなくなったデニムをカットしてしまえば、簡単に手に入るしコーディネートとしておかしくないかを試すにはうってつけの方法だ。
まとめ
夏場にメンズがジーパンを取り入れる必要性が、少しは分かったのではないだろうか?
太ももに張り付くというデメリットはあるものの、着る服を選ばないコーディネートの部分はワードローブが少ない人にとって、これ以上ない選択肢の一つなのではないだろうか。
単純に『暑いから』という理由で、ジーパンをタンスの奥にしまい込むのはひとまず止めておこう。
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