パンツの中で一番楽に履けるものは何だろう?
答えは1つ、スウェットパンツだ。
一番楽なパンツはこのスウェットパンツ以外には考えられないし、これは今後何年経とうが、変わることは無いと思う。
だって元はただの部屋着なんだから・・・
ここ数年は、コーディネートに取り入れられる事が多くなった。
気軽に取り入れる事が出来る分、気を付けないと部屋着のまま来ちゃったの?なんてことになりかねない。
今回は、カジュアルなアイテムの筆頭にあげられる『スウェット』について、特徴からおしゃれな着こなし方までを紹介していくことにしよう。
スウェットパンツの特徴
スウェットパンツとは
スウェットパンツ(sweat pants)とはゆったりとしていて吸汗性に優れた素材で作られたパンツ(ズボン)である。トレーニングパンツに近い用途からリラクゼーションまで広く用いられる。by wikipedia
もともとリラクッスするために生まれてきたといっても良いスウェット、外出先から家に帰って真っ先にすることといえば、スウェットに履き替えること。
今までのスウェットと言えば、ダボダボな見た目通りに『楽さを追求したもの』だったため、基本的に外出時に着るのは近所のコンビニに行く程度のものだった。
そんなスウェットもデザインが変わり、シルエットもタイトなものになるにつれ、おしゃれアイテムの一つに挙げられるまでに成長した。
デザイン的には裾がリブになっているものが多いが、切りっぱなしやそのままストレートになったものなど、形も様々に変わってきている。
是非コーディネートに取り入れていきたいアイテムの一つだろう。
スウェットパンツの良さ
スウェットパンツの良さといえば、そのユルさゆえのリラックス感が一番だと思う。
ベルトで締めるわけでもなく、ピタッとしていても適度にゆるさがあるので、履いていてまったく苦しさを感じる事が無い。
以前のダボダボシルエットの時は、ジャケットやコートなどの比較的フォーマルに近いものに合わせることは難しかった。
コーディネートに取り入れようとも思わなかったと思う。部屋着感があまりにも強かったから・・・
それが現在のタイトシルエットになるに従い、ジャケットやレザーものなどと合わせても、適度に決め過ぎないユル感を与えてくれるようになった。
スウェットパンツ一つをコーデに取り入れる事によって、キメキメになり過ぎるコーディネートに良い意味でマイナス効果を与えてくれる。
スウェットパンツの欠点
欠点と呼べるのは、これだけ流行っていたとしても『ちゃんとしてる』感は0だということ。
初めて会う人(特に年配の人)にとって、スウェットパンツはあくまでただのスウェットパンツであり、カジュアルウェアそのままな印象だ。
オシャレなタイトシルエットといっても、それが世間一般に通用するはずはなくオシャレな人達の間でしか通用しない話。
部屋着はあくまで部屋着の領域から出ることはないので、着て行く場所によっては十分に注意が必要になる。
デニムが市民権を得たと言っても、フォーマルな場所に着て行けるかと言えば無理な事と同じ話だ。
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最近のスウェットパンツデザイン
スウェットパンツのデザインと言えば裾はリブの形状で、ウエスト部はゴムもしくはヒモタイプのものがほとんどだ。
そんな中、流行を反映したデニムタイプのスウェットパンツを展開するブランドも多く見られる。
ストレッチの利いたスキニーデニムや、レギンスデニムに近い感覚と考えてもらえれば分かりやすいと思う。
これからもデザイン違いなどのスウェットパンツが取り上げられることは、より一層増えていくといえるだろう。
スウェットパンツのコーデ5選
ジャケットxヒール
http://img.gathery.recruit-lifestyle.co.jp/
スウェットパンツと同素材の霜降り柄ジャケットに、足元はヒールを合わせたコーディネート。
最近のスウェットの着こなしについての王道パターンと呼べると思う。
カジュアルアイテムの王道であるスウェットパンツに、キレイ目なジャケットと今までであれば合わせることすら考えなかったであろうヒールを合わせる。
このパターンがピタリとはまるのは、スウェットのタイトシルエットの影響が大きい。
スウェットの地位もここまで上がったのかと再認識させられる、最も良く分かりやすいコーディネートの代表例だ。
スニーカー
スニーカーとスウェットを合わせるのは、昔からのコンビニ通いスタイルと変わらないと言われてしまうかもしれない。
ここで重要なのは、スウェットパンツの股下長さにある。
6・7分丈のパンツというところが肝になり、適度なユル感とともに良いアクセントにもなっている。
気楽に動けるし、相手には「おっ!」と思わせることの出来る、比較的取り入れやすいコーディネートと言えるだろう。
レザージャケット(スラックスシルエット)
レザージャケットと言うよりは、スウェットのシルエットの違いについて話したかった。
当然裾部分については、リブ形状のものではないものも多くある。
スラックスのようにストンと落ちるシルエットのものあるわけだ。
このスラックスタイプは使いやすいし、下手したらスウェットだと気付かれないかもしれない。
そうなればめっけもので、着心地は最高だし抜け感も抜群・見た目も良いといいことづくしのアイテム。
コーデはレザージャケットはもちろん、テーラードジャケットやカジュアルなものにも合わせられる万能デザインと呼べる。
ブラックスウェット
スウェットコーデの女性を街で見かける際に、やはり一番の人気色と言えばグレーになってしまうね。
このグレーをブラックに変えるだけでも、印象は全く違ったものになる。
グレーのスウェットというのが、やはり明るめの膨張色ということもあり、そのアイテムのスウェット感をより強調してしまうのかもしれない。
これをブラックにする、シルエットを画像とは異なり、リブ無しものにするだけで多分スウェットと気づく人は少ないだろう。
選ぶ色によってここまで差が出るアイテムというのも、そう無いと感じるし、それがスウェットパンツの面白いところとも言えるね。
デニムスェットパンツ
今後夏場に一層活躍しそうなのが、このデニムタイプのものだと思う。
夏場のデニム程どうにも苛立たせるアイテムも無いんじゃないかな。
特に夏場のデニムは、太ももに張り付く感じがどうしても受け付けないという人も多いと思う。
そんな時にはデニムスウェットがベストな選択だ。
見た目はほとんどデニムと変わらないものが多いから、オシャレさは維持することが出来るし、スウェットのメリットである汗の吸収性も優れている。
日本の季節で考えたら、このデニムスウェットの需要は今後、増加の一途を辿っていくと予想する。
まとめ
スウェットパンツは新たな領域に足を踏み入れてきたと実感する。
今後、この素材を使ったアイテムは年を追うごとに増えて行くことだろう。
着心地は申し分無い訳だし、見た目のカジュアル感がコーデの良いスパイスともなっている。
デニムスウェットが示したように、よりスウェットに見えないものに取り入れられていくことは明らかだ。
ただし、唯一最大の欠点と言えば、‟ビロ~ン”と伸びてしまうところに改良の余地は残されていることも確か・・・
それでも着心地と抜け感を併せ持つアイテムとしては、無くてはならないものになりつつあるのは異論の余地がないだろう。
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