女性のパンプスはおしゃれをするのに限らず、普段履き・ビジネスとほぼ履かない日がないくらい活用される履きもの。
種類も豊富だし、靴好きの女性であれば何十足と持ってる人も多いと思う。
このパンプスを履いていて困るのが歩いている途中で『脱げる』ということではないだろうか。
急いでいるときに限って、このパンプスが脱げてしまうということに腹が立つのはもちろん、何故だか『あれ!私の足ってサイズ小さくなった?』と錯覚を起こすことがあるらしい。
今回は、パンプスが脱げてしまうということについての理由と、脱げないための方法を紹介していこうと思う。
パンプスの脱げを防止!サイズ感と注意点
なんだかパンプスがすぐに脱げてしまう・・・
これはサイズが合ってないことが起因している可能性がある。
基本的にパンプス購入の際に、間違ったサイズ選びをしたことによって起こる問題だ。
パンプスのサイズ選びで重要なこととしては、かかとからつま先の距離と履き口部分によるところが大きい。
履き口が深ければ、足底と密着する面積が大きいため安定感が増すが、面積の小さいものを選んでしまうとこの面積が小さくなるため安定感に欠けてくる。
これが『あれ!私の足ってサイズ小さくなった?』の原因の1つになる。
成人した人間の足が短期間で小さくなることは、可能性としてないわけでは無いが主な原因としては考えにくい。
きちんとサイズを測って購入しないと、このようなケースを招く。
もちろん、トップラインや履き口の前部分に隙間がないかを確認して、正確なフィッティングをしないと同様の問題が起こるだろう。
パンプスサイズが大きいと感じてしまう理由
自分の足のサイズに合っていない
おそらくもっとも多い理由は、単純にサイズが合ってないことだと思う。
これは普通に靴を購入する人のほとんどに当てはまるかもしれないが、普段履いている靴のサイズを参考にしてパンプスも購入しているためこの問題が起きてるのでは?
自分の正確な足サイズを知らずに、そのサイズが自分の適性サイズと勘違いしている人は本当に多い。
間違ったサイズを適正サイズと思っているのだから、このサイズのアンマッチは一生埋まることはないだろう。
まずは、正確な足のサイズを計測することから始めよう。
自分を知ることが何よりも大切なのだ。
外反母趾の可能性
これは女性の中でも相当数いると思われる『外反母趾』に起因する可能性がある。
特に片足のサイズだけ合わないと感じる場合は、このケースを疑ってみるようにしよう。
片方のサイズが合わないというのは、足のむくみという理由も当然考えられるケースではあるが外反母趾の可能性が高い。
左側の足が合わないと言う人もいれば、右側がダメという人もいるようにケースはその人によってバラバラ。
原因は自分の足の大きさを気にして、小さいサイズの靴を長期間履いてきた結果として外反母趾になるということが一番多い。
そのまま適正サイズを勝手な思い込みで、少し小さいサイズに落としてしまったことが発端だったりするのだ。
パンプスが脱げてしまう原因の多くは、この2つの場合に分けられることがほとんどだ。
なので、実際にこの対策をどう行っていくかを考えてみたので、次の項から紹介していこう。
パンプスの『脱げ』解消方法
パンプスが脱げる原因は、
①サイズが合ってないことが原因の場合
②外販母子やむくみが原因に上げられる場合
と2通りあることは説明してきた。
これを解消するための方法を案内していこう。
サイズが合っていない
まず靴のサイズが合っていないことが原因の場合は、自分の適性サイズを知ることが解消方法になる。
いたってシンプルな問題だ。
この場合「サイズを正確に知る」ことが必要なため、足の全長から親指の付け根、小指の付け根の範囲までを計測することが重要になる。
要は、足の全長の長さだけでパンプスサイズを決めてしまうと、足囲を考慮していないがために『パンプスが脱げる』原因となるのだ。
ここまで正確に足サイズを計測している人は、稀と言っても良いだろう。
足全長・足囲を正確に計測しない限り、脱げてしまう原因を解消することは不可能だし、きちんと計測することで正確な足サイズを知ることができ、問題は解消されるのだ。
足サイズの測定(足全長)
足の全長の測定方法としては、かかと部分からつま先の一番長い部分までを計測した長さを言う。
かかとを基準としながら、足の指先の一番長い部分までを計測するのだ。
この絵で見ると26cmが足の全長となる。
ここを無理して小さいサイズを選んでしまうと、外反母趾の原因となるので注意しよう。
実際にシューズを履く時に着用するソックスを履いた状態で計測するのがベストなのは言うまでもない。
足サイズの測定(足囲)
足囲とは足の一番広い部分を一周した時の長さを表す。
この足の甲の高さと幅のバランスが重要なのだ。
足全長の長さが合ったとしても、ここが合わないと脱げてしまう原因になったりする。
女性の足サイズ・ワイズ一覧表
実際に足の計測が終わったら、この表に記載のあるサイズ/ワイズの値を確認する。
ここまですることによって、自分の足の正確なサイズを知ることが出来るのだ。
ここで必要な情報としては、パンプスの靴裏に表記されている記号を確認しよう。
「E」「EE」「EEE」などの表記が記載されているケースがあると思う。
この表記が意味しているものはなんなのか?
日本のJIS規格で決められている、足の「足囲」を表す表記がこの「E」という文字なのだ。
決して足幅という意味ではないので間違えないよう注意しよう。
A~EEEEまでが足の足囲を表し、赤く網掛けの掛かった部分が足の全長のサイズ表記を表している。
Dが普通の人の足囲と言われ、Eに向かうに従い足囲は広がっていく。
この表記はA・B・Cという値もあるのだが、当てはまる人はほとんどいないため省略している。
足囲もそうだが、足のサイズは左右で違う人も多いため、左右両方を測った方が良い。
当然大きい用のサイズに合わせて購入するか、履いたバランスを考えて最終購入サイズを決めよう。
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外反母趾
外反母趾の場合には先端に隙間が出来ることによって、かかと部分が浮いてしまうことがあるので何か詰め物をして応急処置をしてしまう人がいる。
先端に詰め物をすることで、つま先が圧迫されることを考えると1日限定で処置する分には構わないが、やはり定期的に履くものということを考慮するとちゃんと手当をしよう。
応急処置でそのまま履き続けることによって、足を痛めてしまったり、外反母趾がよりひどくなってしまうことがあるから。
ここはピッタリくる中敷きを先端に入れるようにしよう。
これで足が後方に下がる形になるためかかとが脱げにくくなる。
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少し大きいくらいであればこの方法で問題ない。
それでも脱げてしまうということであればシューズバンドを試してみよう。
ネット通販や雑貨店で購入することが出来るので、選択肢の一つとして考えても良いのでは?
ただ、元々のデザインを損ねてしまうので、その靴自体に愛着がある場合には難しいか。
このシューズバンドを自作で作ってアレンジしてしまう人もいるので、自分の持っているパンプスの種類によって考えてみても良いだろう。
ソックス(タイツ)の相性
普段は問題ないのに、一部のソックスやタイツを履くときだけ、パンプスが脱げてしまうという人もいる。
シューズバンド
さっきと同様にシューズバンドは、万能アイテムがゆえにタイツやソックスの場合にも応用することが出来る。
シューズバンドがガッチリと固定してくれるため、大きなサイズのパンプスを買ってしまった後でも脱げてしまうのを防止できる。
歩きやすさも担保してくれるため、脱げ解消の最有力候補にはなるが、最後にデザイン上の問題だけが残る。
中敷きで調整(つま先用)
足がしっかりと固定出来るジェルタイプの中敷きなど、脱げ防止に役立つ中敷きも種類が非常に多い。
タイツなどを着用したときに脱げてしまう原因というのは、滑りによって足が前にいってしまうことが殆どの原因。
この隙間を埋めるのと、ジェル状のものが滑り止めの役割を果たしているため、脱げを防止することが出来るのだ。
中敷きで調整(かかと用)
かかと用の中敷きを利用することで、滑り止めの役割を果たしかつサイズ調整にもなる場合があるので便利だ。
靴擦れ防止の意味合いが一番強いところも大きな要素と言えるだろう。
かかと部分の擦れは女性にとっては大きな問題、新しいパンプスを購入したときに気になるようであれば、先んじて購入しておくこともありだと思う。
ストッキングを変える
滑り止め防止のジェルが付いたストッキングなども販売されているので、選択肢の一つに入ってくるだろう。
結果的に指先からの伝線も防いでくれるようなので、良いとこずくしと言えるアイテムとなることは間違いない。
すべりやすいフローリングの床などでも当然使えるわけで、普段使いをすることも見込めるとなれば後は価格だけの問題か?
これはATUGIのノンスリップのもので600円弱ということ。
足を痛めたり、脱げて恰好悪いところを見せてしまうことを考えたら、費用対効果は高いと思う。
まとめ
大きいサイズのものを買って後悔してしまった人も、現在履いているもののサイズが合わずに痛い思いをしている人。
今回案内させていただいたサイズ選びの方法から、具体的なパンプス脱げの解消方法を試していただければ、明日から快適に履くことが出来ると思う。
コーデの幅も確実に広がるはずなので、靴箱に眠ってしまったアイテムを復活させてみてはいかがだろう。
我慢して履いていた人などは一度解消法を試していただき、明日からのパンプスライフを楽しんでもらえればと思う。
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