ついに年が明けてしまった。
しかも今年は暖冬なのか、暖かい日が続いているのでそれ程大袈裟なアウターを着こまなくても、日中は軽い上着一枚で過ごせてしまう。
この『軽い上着』というのがミソなところで、シャツだと当然まだ寒いし、これから暖かくなってきたときも中途半端な気温の時は、着こなしに苦労することが多い。
そんな困ったを解消してくれるのが『パーカー』なのだ。
あまりにもカジュアル過ぎる印象を与えてしまう部分はあるにせよ、着こなしのパターンは無限と言っても言い過ぎではないと思う。
これだけ使えるアイテムも早々には見つからない。
困った時ほど頼りにしてしまうのがパーカーという存在なのだ。
今回は、この最強の便利アイテムであるパーカーの着こなしについて、もうすぐやってくるだろう春のコーデを中心に話を進めさせていただこう。
優秀なパーカーブランド
1980年代よりブームとなったパーカーは、私が中学生時代にヨットパーカーが流行った時くらいから、ストリートでよく見られるようになったんじゃないかな。
アウトドアからマリンブームに乗って、街中パーカーを着てる人で溢れかえる位の需要だったと振り返る。
それから、ストリートファッションで取り入れられてからは、大きめのサイズをまとうHIPHOPファッションやスケーターなど、その用途は多岐に渡っている。
そんな中でも、特に押さえておきたい優秀なパーカーを紹介させていただこう。
チャンピオン
http://store.shopping.yahoo.co.jp/bobos/81486212.html
チャンピオンはニットウェアカンパニーから事業を開始し、それ以降アンダーウェアとしてスウェットを採用する。
このスウェットは品質の高さから軍用に正式採用されるに至り、それ以降はスポーツウェア、カレッジウェアとしてその名を知らぬ者がいないほどメジャーな存在になった。
現在では、多くの有名セレクトショップやロンハーマンなどとのコラボレーションアイテムも多く、さらに快進撃を続けるメジャーカンパニーとして躍進は続いている。
rag&bone(ラグアンドボーン)
着たい服が無ければ自分たちが作ってしまえ!!
という感覚でスタートしたラグアンドボーンは、アメリカ人のデザイナー2人が立ち上げたブランドである。
生産拠点もアメリカに置き、品質においてもクラシックなワークウェアと同等のものを作れる細かい技術を持ち合わせている。
ヴィンテージを忠実に再現した霜降りパーカーなどは、ダメージも適度に良い雰囲気を出しており、ここ最近の流行とも十分にマッチしたプロダクトと呼べるだろう。
ロンハーマン
アメリカ西海岸カルチャーを日本に広めたと言って良い位に、その人気が衰える様子がないロンハーマン。
極上のリラックスウェアとしてマリブで人気のベアフットドリームスに別注を掛けた『モコモコパーカー』はあまりにも有名だ。
オリジナルのスウェットパーカーなどにも、独特のダメージ加工を施しているものが多く、そのこだわりはオリジナルを超える出来栄え。
今後もこの勢いが衰えることは無いと予測するほど、人気・実力・オリジナリティを持った稀有なブランドである。
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メンズのパーカーコーデ7選
スタジャン
春先はまだ寒い時期なため、パーカー1枚では物足りない場合も多い。
そんな時にはスタジャンなんかは、カジュアルアイテムの王道の一つとしてパーカーとの相性も抜群に良い。
スタジャンのサイジングがタイトであれば、インナーに着るパーカーのサイズもジャストサイズか、もしくはオンスを落として軽いものにしておくのがベスト。
この手のアウターとの相性はバッチリである。
デニムジャケット
デニムジャケットを合わせる時にもパーカーは活躍する。
流石にデニムジャケット一枚では、3月くらいだと朝晩の寒さに耐えられない。
そんな時にパーカーを合わせることで回避出来るし重ね着にもピッタリ。
デニムのカラーがブルー系統な事を考えると、ネイビーかグレー・ホワイトあたりのパーカーを合わせるのが無難と言える。
もちろんサイズ的にはデニムジャケットを着る事を考え、少し小さめ・薄めのものがベストと言える。
MA-1
http://mensfashionstartup.com/
フライトジャケットの代表であるMA-1と合わせても何も問題ない。
上下ブラックの装いになると、少し怪しさが出てしまう分、グレーのパーカーなどで中和すれば見た目の印象は大分異なったものになる。
特にグレーカラーについては、何に合わせても相性が良いためワードローブの一つとして、必ず所持しておかなければならないアイテムと言える。
セットアップ
キレイ目なコーデそのままではつまらないという男性には、カジュアルダウンとしての要素としてパーカーを取り入れてもらいたい。
パーカーとともに、足元をスニーカーにしてしまえば、かなり抜け感を表現することも出来るし革靴よりは、トータルでのバランスも取れる。
ジャケット単体で合わせる時も考え方としては同様だ。
チェスターコート
http://fashionsnap-freaks.net/
キレイにもカジュアルにも合わせることが出来る、万能アウターのチェスターコートについてもパーカーとの相性は抜群だ。
昔はフォーマルウェアの代表だったチェスターコートが、現代ではカジュアルアイテムの王様であるパーカーとのコーデも様になるなんて誰が想像しただろうか。
キャメルカラーの上品なチェスターコートにも、見事に違和感なくコーデが決まるパーカーは本当に重宝するアイテムだ。
ダウンベスト
ダウンベストの着る時期はいつも悩みの種だ。
着ようと思っても、9~11月の間のわずかなポイントでしか着る機会がない。
もちろん春先にパーカーと合わせてコーデするのも一つの策だ。
ただ、3月にモコモコしたダウン素材について、いくらベストとは言ってもあまり着たくないというのが正直なところ。
そんな時は遊び心を取り入れて、いつも着ないようなカラーをチョイスするのも手かもしれない。
グレーパーカーにベージュチノという薄いカラーのコーディネートに対して、ダウンベストと足元のブーツカラーをバーガンティにするのは相当な洒落者と言える。
こういうコーディネートがしてみたいもんだ。
ライダース
パーカーとライダースジャケットは切っても切れない間柄だ。
ライダースを中心とするレザージャケットは、風を通さない作りなためチョットした寒さの時には役に立つんだけど、それ単体の防寒性はどうしても期待できない。
そんな時にパーカーをインナーにすることによって、少し寒い時期でも十分に乗り切ることが出来る。
ブラックのライダースにグレーパーカーを合わせがちになるかもしれないが、ここはオールブラックな黒パーカーをチョイスした方が面白い。
まぁーどっちもコーディネート的に問題ないんだけどね。
まとめ
元々はスポーツする時や、部屋着的な要素が強いスウェットパーカーについて、異素材同士でコーデするのは何も問題ない。
これが上もスウェットパーカー、下もスウェットパンツになると話は変わってくる。
上下スウェットコーデが似合う人は限られるため、あまりオススメ出来ない。
おそらくハリウッドセレブの影響で、日本でもブームになっているんだろうけども、上下スウェットなんてスタイルは休日のおじさんとそう変わらないスタイルな分、コーデも細心の注意が必要になる。
これが似合う人は、日本ではそういないと思う。セレブがするから似合うんであって、一般庶民がこの恰好をしても結局は『ちょっとコンビニいってくるね~』でしかないんじゃないかな。
簡単そうなコーディネート程、難しいのが現実。と言ったところかな?
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