もはや定番のアウターとして不動の地位を築いたMA-1は、今後どうなっていくのだろう。
流行のサイクルで考えれば下火になると思われるかもしれないが、25年近く前に流行ったときから比べればより多くの世代に浸透したような気がする。
来年も再来年もある一定の需要は満たしながら、継続して着られ続けると感じている。
ただ、バリバリ「カーキ」「ブラック」のアーミーなタイプが続くと言えばそうはならないだろう。ある程度原型を留めながらも、普通のブルゾンに近いものが重宝されると予想する。
来年も見越して着ることが出来る、かつ1万円を予算とした際のおすすめMA-1と具体的にコーディネートも合わせて提案させていただこう。
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予算1万円のおすすめMA-1
これだけ洋服が溢れている世の中で、自分の欲しいものを決めようとしても絶対選びきれないだろう。予算を決めておけば、そんな問題も解消する。
今回は分かりやすく『1万円』を指標として、購入できるおすすめのレディースMA-1を紹介させていただこう。
URBAN RESEARCH DOORS
カーキやブラックはイメージ的にかなりハードなものを感じてしまうと思う。どちらかというとメンズライクな印象、それにさすがに3シーズン目を迎える今から考えるとお腹一杯といったところだろう。
そんな今だからこそ『ネイビー』あたりをチョイスすると今っぽいかな。ネイビーは組み合わせられる色が限られるとはいえ、やはり定番カラーなだけあって合わせやすい。
シンプルなデザインだけに合わせる服装を選ばないから、一枚持っていると何かと便利。同系色のデニムをコーデして足元はホワイトスニーカーなんてピッタリはまる。
ほとんど建物から外に出ない日であれば、こんな恰好も有りっちゃありだね。
ELLE
ELLEのMA-1をチョイスした理由はカーキの色合いが美しかったから。一般的なグリーンにい近いカーキというよりは、シャンパンシルバーに近い色味が大人の女性にぴったり。
流行りすぎると若い世代まで浸透してしまい、そこから廃れてくるのが日本のファッションの典型であり成り立ちになっているが、このカラーは若い世代よりも20代後半~30代が一番似合う色だ。
細かいプリーツスカートにインナーも無地のものをコーデして、全体的にシルエットだけで勝負できる。1万円で買えるMA-1の中でも使いやすいのは間違いないと感じた。
FREAK’S STORE
このMA-1は予算1万円じゃない、19,800円なので大幅に予算オーバーじゃないかと思われるかもしれないが敢えて入れたのには理由がある。
2度楽しめるから、そうリバーシブルだから2度楽しめる。裏は毛足の長い起毛素材になっているため防寒性能も間違いない。
上記二つのMA-1と違う点としては、シルエットがゆる目ということ。アームホールもゆとりがあるし身幅もそれなりにゆとりがある。
着丈は短いから、ワンピースなんかにも合わせやすいし一般的にMA-1と言われているもののデザインをほぼ忠実に再現した仕様となっている。
1stで着るMA-1としても良い選択だし、2度楽しめるんだからお得だよね。
TOMORROWLAND
トゥモローランドのオリジナルブランドであるMACPHEEからは、アウターとしてではなくインナーとしても使えそうなニットタイプのMA-1がラインアップ。
これであればちょっと寒い秋にも大活躍だろうし、かなり寒い真冬のコートのインナーとしても重宝するものになるはずだ。
冬だけでなくオールシーズン使えるから売れ行きも好調なのか、在庫についてももう間もなくSOLD OUTといった状態。
色々な使い方ができる多様性が売り、これなら流行に流されずに使えそうなアイテムになりそうだ。
PLST
30代中後半のセレブなママさんに大人気のVERY、雑誌のことね。そのVERY御用達と言えばこのPLSTがロープライスで使い勝手の良さで人気が高い。
MA-1もシルエットは基本的に今の流行りを抑えているし、ファッションが良くわかんないみたいな人には便利なブランドだと思う。
素材へのこだわりがもう少しあったら良いなーという印象だが、その辺は低価格ということもあるしあまり文句は言えないね。
シルバー・ブラックとベーシックカラーは抑えているので、特にこだわりがないのであれば十分今を感じることができるアイテムと言える。
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MA-1レディースコーディネート5選
ここからはMA-1のコーディネートについて具体的に好きなポイントを押さえたものを紹介させていただこう。
ワントーン
ブラックのワントーンでコーディネートを統一、MA-1は着るというよりは『羽織る』ことでコナレ感を演出した。
タートルネックのインナーとスキニーな黒のクロップド丈パンツの境に見える白Tの存在が非常に重要で、この境界線がないとノッペリとしたぼやけたコーディネートになってしまう。
黒パンツのバランスも秀逸で、ハイカットに合わせても足首が見える丈にしていることで全体が重たくなってしまう部分を中和させている。
黒のワントーンにまとめた足元に派手な赤色をチョイスするところがグッド!スニーカーにすることで重たさは大きく軽減できた。
それなりに足の長さと、上半身とのバランスが伴わないとただの泥棒になってしまうので、かなり上級者向けのコーディネートになると感じた。
ワンピース
ネイビーのMA-1にひざ丈のワンピースをコーディネートした女性。一見簡単そうに見えるがこれも上級者向けのコーディネートだと思う。
ネイビーとブラックの掛け合わせは、合うようで非常にバランスが非常に難しいと思う。それこそ合わせる素材によってまったく印象が変わるしね。
ポイントを白で統一して、3か所に部分使いすることが視点を分散させる良い効果になっている。中心が重たい黒・紺になってしまう部分にクラッチバックの白を合わせているのは中々なもの。
足元は白スニーカーでスポーティにまとめたコーディネート、靴下とのバランスも見事でこれも意外に難しいところなんだよね。
ワイドパンツ
http://gathery.recruit-lifestyle.co.jp/
ワイドパンツはMA-1との相性が良いアイテムの一つだ。比較的タイト目なMA-1にボトムはワイパンを合わせるのは、コーディネートとして定石だろう。
この組み合わせで重要なのはカラーバランスだ。ワイドパンツはデニムを用いてトップには少し落ち着いた色合いのカーキをコーデする。
インナーは白、それもハイネックかタートルネックを合わせて白が表に見えるように。袖を少しまくることでメンズライクになりがちな着こなしを中和することができる。
レディースがMA-1をコーデする際には、そこもポイントの一つになるだろう。
スキニーパンツ
はじめに紹介したワントーン同様にブラックのスキニーパンツをコーディネートする女性。こちらはかなりメンズっぽいコーディネートに振っている。
インナーに合わせたハイゲージのニットとスキニーが同色な分、境界線は曖昧な感じになってしまうところが気になるが、合わせたMA-1のカーキの色合いや足元にスーパースターをチョイスしえいるところが良い。
比較的誰でも合わせることが出来るコーディネートの典型みたいなものなので、参考にするとしたらコレかなというところ。
スカーチョ
カーキのMA-1にホワイトのスカーチョをコーディネートした女性。30代の女性に似合いそうな色の組み合わせが眩しくもある。
スカーチョと足元のドレスシューズは白で統一、MA-1のリブには黒色が使われているところが一つのミソになってるんだね。
合わせたブラックのバッグが生きるのは、このリブがあってのこと。このバランスは新しい形のコーディネートでもある。
1週回ってきたMA-1のコーディネートの中でも、この合わせ方こそ今風と言える要素が多いのではないだろうか?
まとめ
まだまだMA-1は使えるアイテムのひとつだ。これからの時代は今までのように流行った一つのアイテムに集中しすぎることは無くなると感じる。
どんどん細かく派生していくこと、コーディネートももっと多様化してくるだろう。だから、昔であれば『いまだにMA-1着てるのかよ?ダサッ!』という状況が無くなってくると思う。
基本的にベーシックな定番アイテムであることから、今のように爆発的に流行ることがなくなったとしてもそのまま毎年着られるアイテムの一つとしては存続していくと予測する。
だから、これからもコーディネートに取り入れてMA-1ライフを楽しんでほしいと思う。
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