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以前に革ジャンコーデについて紹介させていただいたが、最近の流行りが大分メンズライクなものに変化してきている。
春アウターの中でも、存在感の強さで言えばレザーライダースが一番。ここまでハードなアイテムも他にはないだろう。
それだけ存在感が強いだけに、上手くコーディネートに取り入れることが出来れば一気にファッション上級者の仲間入りができるアイテムとも言い換えられる。
それだけコーディネートは難しい。何よりもハードな見た目だけではなく、革質や微妙なサイジングで見え方はまったく変わってしまうから。
本日はそんな上級者向けアイテムの筆頭格であるレザー『ライダース』ジャケットについておすすめのアイテムを紹介させていただこう。
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春一番の存在感、ライダースジャケットおすすめ5選
IENA(Schott 別注)
《追加》Schott 別注シープレザーセミシングルライダースブルゾン
一押しはIENAから出ているSchott別注モデルのセミシングルライダースをおすすめする。間違いなく私がレディースであれば購入してしまうデザインだ。
シンプルなシングルに近いタイプのシルエットは体にフィットするタイプのもの。テカテカしていないマットな仕上がりと、このほどよく身体に吸い付くようなフィット感が良いかんじ。
タイトだから着ずらいのでは?と思われる方もいるかもしれないが、シープスキンなのでまったく心配の必要はない。
一番重要な革質についてはSchott別注ということなので、無条件で担保されている。『レザーと言えばショット』と言われるほど私達以前の世代からは知られるアメリカを代表するレザーブランド。
イエナの別注だけあり、ハードになりすぎない絶妙なポイントにアジャストさせているところが女性向けには最適だと感じた。
デニムなどを合わせるというよりは、ロングワンピースにスニーカーというフェミニンなコーデにプラスする要素としてライダースを持ってくるというのが王道パターン。
ダークトーンになりがちなところはうまく、派手目のスカーフでワンポイントを付けても面白いかもしれない。
数量は少なめなはずなので、欲しい人は今を逃すと「在庫なし」となること間違いない。買い時はほしいと思ったその時しかないのだ。
FREAK’S STORE
フリークスストアとしては初のセミダブルライダースをリリースする。普通のダブルだとハードになり過ぎてしまう部分を考慮してのこと。
どうしてもライダースというと首周りの大きな襟に抵抗を覚える人も多いと思われるが、その点をうまくデザインしているので見た目はすっきりとした印象だ。
ラムレザーなので使い込むにしたがい、自分の第2の肌のように馴染んでいく。オンオフ関係なく使えるのもポイントだ。
コーディネートはハードになり過ぎないように、インナーには春らしいパステルカラーのカットソーを合わせ、ボトムには絶妙なゆるいサイズ感のデニムをコーデ。
カットソーとパンプスの色を合わせることでコーディネートは統一感が生まれる。ライダースを除けば女性らしいふわりとした雰囲気だからこそ、合わせられるとも言える。
すべてをハードに統一するよりも、ワンポイントの外しアイテムとしての使い道が一番良いかな。フリークスのは価格と品質のバランスが絶妙なので気になる人はチェックしてみてほしい。
再入荷ものなので、今春の人気アイテムの一つと言えるだろう。
URBAN RESEARCH ROSSO(予約)
毎シーズン人気のROSSOのレザージャケットの予約が始まった。
シンプルなラムレザーのセミダブル仕様と、この辺は今年の流行とドンピシャだ。IENAやフリークスのものよりは少しやさしい雰囲気のものとなっている。
ノーカラーなので、レザーが苦手な人でも初めの一着としては取り入れやすいモデルだと感じる。着丈のバランスが素晴らしくパンツ・スカートと合わせるアイテムを選ばない。
ベージュのスラックスを合わせてフェミニンなコーディネートにワンポイント足す感じなのは他のブランドと同様。
これがダブルのライダースとかになってしまうと、あまりにもハードな印象しか与えることが出来ない。甘めなコーディネートに一点ハードなものを取り入れる、だからコーディネートにメリハリができるわけだ。
足元はヒールなどを合わせて女性らしく仕上げよう。当然活躍の場は春だけではなく、秋口にもヘビロテ確実だし。一年を通して着ることができるバランスをもったレザーライダースと言えるね。
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IENA
今期のIENAは気合が入っているのかな?Schott別注だけではなく、イエナオリジナルについても非常に完成度が高い。
この時期で早くもリピートということは、相当に評判が良いのが分かる。個人的にも好きなのがマットな仕上がりということ。
このマット感だけで見え方は全く変わる。使い込んだ雰囲気をいち早く味わえるような、そんなイメージかな。
コーディネートはホワイトインナーにカーキカラーのロングスカートをチョイス。
足元にはトップのライダース同様にブラックのシンプルなスニーカーをコーディネートしている。やはり足元はジャックパーセルやオールスター等の方が相性が良いかもしれない。
パステルカラーで甘めなコーディネートもいけるんだけど、カーキなどを合わせて大人の女性らしいシックなコーデも問題なくキマる。
ライダースでもデザインによっては何を合わせても比較的しっくりくることに気付けると思う。
BEAMS WOMEN
【予約】【カタログ掲載】Demi‐Luxe BEAMS / ラムレザーライダースジャケット
上品さを意識してデザインされたライダースジャケットは、2016秋冬に出たモデルと同様。ヨーロピアンテイストを入れて無骨なアメリカンなイメージを緩和。
女性でも着やすいバランスを考えたデザインのライダースジャケットに。着心地の良いラムレザーは品の良い艶のあるニュージーランドの羊革を使っている。
細かい部分へのこだわりが詰まった大人の女性にこそ着てほしいライダースといえる一品だ。
やはりレザーの質とシルエットは非常に重要だ。大人の女性にコーディネートとして取り入れてほしいのは、深めの色合いであるグリーンのワンピースにライダースは『羽織る』ことで颯爽とした美しさが際立つ。
アニマル柄のクラッチバックを合わせれば全体的なトーンを統一することができる。ライダースのハードさを一切感じさせないコーディネートの好例。
今年の春は、フェミニンなライダースコーデが街中でたくさん見られそうな気がする。
まとめ
レザーライダースを選ぶときの重要な指針としては襟と顔の大きさのバランス、革の質感、シルエットと3つのポイントがウェイトを占める。
カウレザーなどは少し固めでハードな印象を与えてしまう分、やはりラムレザーのものをチョイスすることが長い目で見ても使いやすいことは確かだ。
安物を買うと痛い目を見ることが大きいのもレザーを買う上で気を付けなければいけないポイントの一つ。
ある程度高価なものではあるが、体に馴染んで自分だけの一着となるのであれば長い目で見て費用対効果もまったく変わってくる。
今シーズンだけではなく定番で着回しが利くアイテムだけにライダース選びには慎重を期すように。是非とも自分好みの一着を見つけていただければと思う。
レザー全般のコーディネートについてはこちらも参考にしてみてほしい。
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