白いパンツは取り上げさせてもらったが、白いニットについてもメンズのコーディネートの中で比重が高くなっている傾向がある。
この傾向が見えてきている理由の一つとしては、清潔感を出すことについてこれ程のものが他に無いからなんだろう。
白=誠実
なんて方程式が当てはまりそうなくらいレディースに対する印象も良いし、そんな白いニットをコーデに取り入れない理由はまったくない。
ただ、今までメンズのホワイトニットに対しての見慣れ感が無い分、どのようにコーデに取り入れれば良いかが分からないメンズがいるのも当然のことだ。
今回は白いニットを取り入れたオススメのコーデ方法を紹介させていただこう。
オススメの「ホワイトニット」
JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー)
ジョンスメドレーは英国メイドの老舗ニットブランドの一つである。
創業してから230年もの歳月を掛けて作り上げた品質とデザインは、2013年にロイヤルワラントを授与されるまでになった。
製造工程は細部までのこだわりを持ち、使用する水にまで品質管理の手が行き届いている。
ビッグメゾンのニット製造をも手掛けており、イブサンローランもその一つに挙げられる。
最近では、有名セレクトショップやコムデギャルソンなどとのコラボレーションも盛んに行われている。
INVERALLAN(インバーアラン)
私は二十歳くらいの時に憧れたのがインバーアランのニット、ただ購入に至るには価格が高すぎた。
アイルランド生まれの太い網目が特徴のインバーアランは、ハンドメイドにこだわった高級ニットブランドである。
元は漁に出る漁師に向けた防寒着の一つとして、作られたものが起源となる。
遠洋漁業になれば長期間の船出となるため、航海の無事を祈願するという意味合いも込められていた。
1着を作り上げるまでに25,000回にも及ぶ編み込み作業を経て、最終的にニットを編み上げた職人のサインが入るという徹底ぶり。
デザインも永遠のものとなるため、一着購入すれば永遠に着れるアイテムとも言えるだろう。
Cruciani(クルチアーニ)
イタリアはペルージャで創業したクルチアーニは、近年の有名ニットブランドとしての地位を確立しつつある。
その体に吸い付くようなタイトフィットなデザインは、その見た目のエレガントさだけではなく、動きやすさという機能美も兼ね備えたブランドだ。
最高品質の素材を使う事はもちろん、1枚で着た時の存在感が秀逸な非常にバランスの取れたニットと呼ぶことが出来る。
Lucien pellat-finet(ルシアンペラフィネ)
キングオブカシミアンニットと言えば、ルシアンペラフィネを除いて他には無いといえる。
世界中のセレブ達に愛用されるそのドクロやヘンプのトレードマークを配したカジュアルさとは別に、そのカシミア素材は最高品質のものを使用している。
価格も最高ランクの10万超えがデフォルトなため、購入出来る人は限られる。
一度は袖を通してみたいニットは、ホワイト以外にも選びきれないほどのカラーが存在しており、そのデザインの豊富さが有名だ。
かなり洗濯するのに勇気がいる価格帯だが、専用の洗剤も販売しているため購入出来る人はあまり気にすることも無さそうだ。
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白ニットを取り入れたコーデ5選
コーデュロイパンツxスニーカー
シャツの上に白ニットを合わせたコーディネート。
パンツはコーデュロイを合わせて冬らしくまとめている。
上半身に目が行きがちなところを、スニーカーのカラーを赤にすることによって、目線を一つに絞らせてないところがポイントか。
グレーデニムxブラウンシューズ
ハイゲージなホワイトニットにインナーにはシャツを着用、パンツをグレーのデニムにしたことで、上下のカラーのバランスは黄金比とも呼べる組み合わせ。
足元にブラックを合わせてしまいそうになるが、ホワイトスニーカーにすればより今感があるだろうし、ブラウンを合わせると落ち着いた感じが出るだろう。
ネイビーチェスターxグレースラックス
http://thefullerview.tumblr.com/
オフホワイトのタートルネックにバッチリ似合うのがチェスターコートだろう。
エレガントさと、適度なカジュアルのバランスがうまく取れたコーディネート。
グレーのスラックスもカラーコーディネートとしてみても最高の組み合わせと言える。
かなり男前な着こなし方として、この年末年始に取り入れてみてはどうだろう。
デニムジャケット
カジュアルなコーデの代名詞であるデニムジャケットも、オフホワイトのニットをインするだけでこれだけ清潔な雰囲気が出せる。
ネイビーorブラックのパンツとシンプルに合わせるだけで、すっきりしたコーディネートになる。
春秋は当然のこと、アウターを羽織って冬場も通用するコーディネートの一つと言える。
ダメージデニム
ダメージデニムのカジュアル感が際立ってしまうところを、白ニットをコーデに取り入れることによってトータルで見た時に、バランスがとれる。
ショート丈のサイドゴアブーツにデニムのロールアップが利いているし、デニムのサイズをジャストサイズより、1サイズアップさせた着こなしが絶妙だ。
まとめ
『白』を取り入れたコーディネートは今後男性の間にもより、広まっていくことは確実だろう。
それだけホワイトが装いのワンポイントとして大きな役割を果たしてくれる。
ホワイトパンツしかり、白シャツしかりコーデにホワイトを取り入れる事は、周りから見た印象として『誠実』『清潔』の2つを自然と連想させてくれる。
春夏だけではなく、冬のコーデに取り入れる事で暗くなりがちな冬場の装いについても、明るい要素が見いだせる。
女性受けを狙うわけではないが、好印象を与える要素にもなりえることは間違いないと言えるため何着て行けば分からなくなったときは、是非取り入れてみてくれ。
万が一大切な白ニットにほつれが出てしまったら・・・
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