ファッションに一番欠かすことの出来ないアイテムとは何だろう?
この疑問に回答出来るのはただ一つ、デニムしかない。
日本では昔よりジーパンやジーンズという言葉で愛され続けてきた。
最近ではデニムと呼ばれることが多いジーンズについての魅力とは何なのか。
ヴィンテージと呼ばれる歴史の古さからくるデッドストック感、着るシーンを選ばない万能性、色んなスタイルに合わせることの出来る種類の多さ・・・
挙げていくときりがない程、その魅力は多岐に渡る。
いつの時代にもジーンズは手放せないものであり、その時の流行に合わせて形も変わって行った。男女ともに共通して一番着られている服なのは間違いないことだ。
今では各ブランドから高価格帯のデニムとして4~5万以上する商品も巷には存在する。
しかも、そんな高級デニムが飛ぶように売れるのだから、今後も人気が衰えることは無いと言い切れる。
そんな身近なジーンズについては、選ぶ服装の系統によってサイズ感が変わってくる。
このサイズ感を間違えると、どんなに高級なデニムを履いてようが『ダサイ』の一言で終了だ。
今回は、ジーンズのサイズ選びについて紹介させていただく。
ジーンズのサイズ選びについて
ジーンズ部位ごとの名称
①ウエスト
ボタン及びファスナーを閉めた状態で①の距離を2倍にしたものがウェストのサイズ
②前股上
股に掛かる縫い目からベルト上端の位置までの長さ
③股 下
股の縫い目(ワタリ位置)から内側の縫い目に沿って裾部分までを計測した長さ
④ワタリ
太腿の一番太い場所の端から端までを計測した長さ
⑤裾幅
ジーンズの裾部分を真っ直ぐな状態にして計測した長さ
サイズ一覧表
ジーンズのサイズと言っても、ブランドによって微妙にサイズ感もフィット感も異なってくるため、試着して買わなければ話にならない。
まずは一般的なサイズについて、男女一覧表にしてみることにした。
海外もののジーンズの一般的なサイズとしては、レングスが32のものが多く、一部ディーゼルなどのブランドはレングス30からの展開もしている。
脚の長い人であれば、何も気にすることなく履きこなしてしまうデニムも、小柄な人や脚が短い人にとっては死活問題。
レングス34・36を履ける人は日本人の中でも、相当高身長な人か、もしくは蜘蛛のように脚が長い人に限られるだろう。
ジーンズの種類
ジーンズのサイズ選びの前に、大事なのが『どの種類のデニムを選ぶか?』ということを決めなければいけない。
どちらかというよりも、ここが決まらないと何も始まらないからだ。
まずは、どんなスタイルを目指しているのかを明確にすることから始めよう。
スキニージーンズ
matome.naver.jp woman-lifeinfo.com
最近までの流行として定番化していたのがスキニージーンズだ。
男女ともに体にぴったりとしたシルエットのデニムを言う。
ワタリから裾にかけて、すぼまるシルエットが特徴に挙げられ、脚の細い人が履くとよりスタイルが良く見える。
裾幅がかなり狭く脱ぎ履きするのは大変だが、素材としてもポリエステルが1~2%混合しているものが多い。
ピタリとはしているが、ストレッチ効果があるものが多く、それほど気になるという程でもない。
スキニーデニムをおススメ出来る人としては、華奢な女性全般を除けば、身長の低い人がベストだと思う。
あまり身長が高い人が履くと、脚のラインが強調され過ぎるため止めておいた方が無難だ。
お尻が大きかったり、お腹が出ていたりするのも論外だが、腿幅がある人も避けた方が良い。
脚が細いことがスキニーをキレイに履きこなす最低条件と言える。
スキニーパンツはこちらでまとめてるので、参考までに・・・
⇒ モテメンズになるスキニーパンツ着こなしのコツ!サイズ感からコーデ方法まで網羅
ストレートジーンズ
kaumo.jp wear.jp
デニムの王道と言えばこのシルエット、細すぎず且つふと過ぎないスタイルは万人向けのデニムと言っても過言ではない。
ジーンズと言えばリーバイス501が定番シルエットとして挙げられると思うが、大腿も裾幅もゆとりがある分履きやすい。
昔のデニムと異なり、最近のモデルは股上が浅いものが多くやぼったい印象にはならない。
ストレートジーンズは、脚が太い人にはピタリとくるアイテム。
低身長よりは、高身長な人に似合うジーンズと言えるだろう。
その理由は、ストレートデニムの履き方は人それぞれ目指すスタイルによって異なってくる。
1インチアップしてルーズ目に履く人もいれば、比較的ジャストサイズで合わせる人も多い。
自分のスタイルに合わせてサイズ感を調整するケースが多く、昔の腰履きなんかもストレートデニムのインチアップで履く人のコーデだった。
高身長な人が緩め・ジャストのストレートを履くのは恰好良い。全体のバランスがうまく取れるからだ。
低身長な人が履いてしまうと、脚が短く見える。
脚が短く見えるだけではなく、サイズアップなんかをしようものなら田舎の中学生のようなスタイルになってしまうだろう。
低身長な人は、ジャストサイズかスリムストレート位の細めのストレートを選ぶようにしよう。
スポンサーリンク
ブーツカット
jooy.jp woman-lifeinfo.com
10数年前に久しぶりにブームが再燃したブーツカットデニムは、大腿は細くそこから裾に向かって末広がりに広がるシルエットが特徴的だ。
ベルボトムよりも裾幅が狭く、このスタイルにはやはりブーツが似合う。
特に女性はブーツを合わせることで、脚が長く見える効果が高いのも人気が再燃した理由の一つだ。
それからスキニー勢力に圧倒的に押されてしまったが、今でも根強く履いている人も多い。
特に男性でもブーツカットを履いてから、シルエットの美しさが気に入ってしまい、それ以降はブーツカットしか履けなくなったという人もいるほどだ。
逆にブーツカットに抵抗がある人もいるだろう。
そんな人には、ストレートとの中間にあるシューカットというシルエットのものもある。
裾幅がブーツカット程広くも無く、大腿幅も少しゆとりがある。
ストレートとブーツカットの良いとこ取りをしたようなものだ。
ブーツカットが似合う人は、当然ながらある程度脚の長さがある人だ。
脚が短い人が履いてしまうと、末広がりになっている部分がカットされてしまうため、中途半端なシルエットのデニムになってしまう。
サイズアップのブーツカットデニムに、スニーカーを合わせるスタイルが私の好きなコーディネートだ。
ボーイフレンドジーンズ
woman-lifeinfo.com
最近のトレンドと言えばボーイフレンドデニムが挙げられるだろう。
ボーイフレンドデニムとは名の通り、男性が履いているようなストレートデニムの1サイズアップバージョンと考えてもらえば話は早い。
全体的にゆったりとしたシルエットが特徴で、今までのピタピタスキニーとは真逆を行くスタイルのものになる。
最近のトレンドとしては、ビッグシルエットや緩さが注目されている分、ゆったり目のデニムを履く女性が増えてきているのは間違いないことだ。
ただ、このボーイフレンドデニムは、意外に着る人を選ぶ。
ゆるいシルエットというのは、タイトなものとは違いかなりセンスが要求される。
ゆったりめはバランスを考えないと、ただのダサイ人にしか見えないので慎重にコーデしよう。
肝心のサイズ選び
beatandone.com
ここからが本題だ。
肝心のジーンズのサイズ選びについて考えていこう。ジーンズを選ぶ際には、必ず試着をすること、これは最低条件になる。
決してブランドでデニムを決めてはいけない。これをやってしまうから、自分に似合わないモノに○○万円もつぎ込んでしまうのだ。
選ぶ際の注意点を以下に記していこう。
自分の体形を知る
まずは、自分の体形がどうなのかを理解することから始めよう。
どんなに流行であっても、体型に合わない物を着る事ほど見苦しいものはない。
どうしても着たい服装であれば気合いで乗り切るというパターンも無くはないが、出来れば自分にあったものを選ぶようにしよう。
レングスを確認
何よりもここが肝心なのは、脚の短い人だ。
レングスサイズによって全体のシルエットが変わってしまうため、まずは自分の欲しいジーンズが複数レングスサイズが揃っているかを確認する。
レングス30を展開しているブランドは少ないかもしれない。
ほとんどが32からのスタートなため、ここの選定がキモになる。
最近の色落ちしたデニムを履く際に、一番気になるのが裾のステッチ部分とタワミだ。
どんなに良い色落ちをしているジーンズでも、裾上げしてしまうことで魅力は半減してしまう。
リペアを専門でやってるお店で「貼り付け」なる裾部分をそのままの状態で残す裾上げ方法もあるが、料金が高いのとロールアップしたい時にうまく捲れない。
裾上げをすることで、全体のデザインを壊してしまうことになるため、最低限で済ます必要があるのだ。
スタイルの確立
目指すべきスタイルの確立も必要だ。
どんなスタイルの服装をしたいのか、キレイ目に履きたいのか、それともストリート寄りのスタイルに合わせるのか、合わせる洋服によって似合うデニムも様々だ。
自分のスタイルはこういう方向だ、だからこのデニムが欲しいということに繋がる。
素材の選定
スキニーデニムであれば、ポリ混なので初めはキツメのサイズを選ぶべき。
ここを間違えてしまうと、すぐに伸びてしまうためタルタルになってしまい、元々のシルエットが無くなってしまうことも考えられる。
オンスによっても履き心地は変わるし、リジットかワンウォッシュかでも選び方は異なる。
この辺は、ものを実際に見て履いて、店員に聞かないとジャッジ出来ない部分と言える。
狙っているジーンズの素材については、通販では判断出来ないため実際に試着が出来る店舗で購入することを強く薦めるわけだ。
もちろん、返品可能な販売店であればこの中には含まれない。
まとめ
blog.mens-fashion-labo.com woman-lifeinfo.com
『ジーンズは一夜にして成らず』
デニムを極めたければ、結局は履きまくることしかない、これが結論だ。自分に似合うデニムはどれなのか?
この問いに対して突き詰めて考え、履き続けたもののみがジーンズの似合う人間に育って行くのだ。
当然失敗することも多いだろう。お金をドブに捨ててしまうようなことがあるかもしれない。でもその経験があるからこそ、洒落者と呼ばれるに至るのだ。
自分の目指すべきスタイルを確立し、似合うものが何かを把握する。
多くの種類を試着しながら、自分に似合うデニムの感覚を身に着けていこう。
ジーンズのサイズが分かったら、合わせる服を選ぶことになる。
基本的にジーンズは、合わせる服を選ばない万能なパンツ。
詳細なコーデアイテムが知りたい方向けに、以下記事を紹介したい。
きっと参考になるものがあるはずだ。
デニムに合う服装が知りたい方は、こちらの記事を参考いただければと思う。
コメント