30代中~後半の女性と言われてピンと来るものってなんだろう?
服装で話を例えるのであれば、何となくのイメージで「Theory」を想像してしまう。
実際はそんなことが無いのかもしれないが、個人的なアラフォーの働く女性の象徴がセオリーなのだから仕方がない。
何でそんなイメージが付いてしまうのかと言えば、それは身近で付き合っていた女性が着てた服だから?
友達の女の子がそんな感じだったから?
お店に入った時の店員さんのイメージから勝手にそう決めたから?
理由の元を辿っていけば色々とあるのだが、皆が共通認識として持っているものとして『パンツのシルエットが美しい』というもの。
履いた時の美脚パンツとしての真相は私の周りだけではなく、日本中で共通認識として持たれているものなのだろうか?
セオリーのパンツは美脚効果抜群なのか?
パターンが豊富
価格帯はパンツで2~3万円代、ジャケットは4~5万円代が中心となっている。
安いパンツと比較してなぜ美脚と評判が良いのだろうか?
セオリーのパンツは型数が豊富に存在するため、比較的様々な女性の下半身に対応できるから評判が良いのかもしれない。
脚を美しく見せる計算され尽くされたパターンが素晴らしい。
どのパンツを見てもその時の旬のデザインに最高のシルエットが落とし込まれている。
どのデザインのパンツにも『美脚』という目的をブラさないシルエットが安心感につながるのだろう。
ファーストリテイリング傘下
セオリーは言わずと知れたユニクロ傘下のブランドだ。
ユニクロは日本だけではなく中国・韓国、東南アジアをメインにアメリカ、イギリス、フランスとグローバル展開をしている。
私が若かった20年前はフリース屋という認識しか無かったが、一大メガブランドとして急成長している。
最近はクリストフ・ルメールとコラボレーションしたり、その前はアンダーカバーやジル・サンダーともコラボしている。
クリストフ・ルメールは私が高校生の頃に人気の高かったブランド。
その後エルメスのレディースウェアのアーティスティックディレクターも務めるほどの実力者となった。
そんなユニクロとルメールのダブルネームが実現するとは20年前は想像もできなかった。
セオリーは、ユニクロという巨大資本がバックにあることで生産管理の面でも恩恵を受けることが出来る。
これで品質面は担保されているようなものだ。
シンプルで無駄のないデザイン
セオリーのデザインはシンプルだ。
シルエット勝負なところがあるので、着てみないと違いが分からないことの方が多いかもしれない。
20代の女性だったら、セオリーのパンツスーツを颯爽と着こなす女性に対して羨望の眼差しで見つめていた人も多いのでは?
個人的に30歳くらいの時は、キャリアウーマンが着てる服がセオリーという勝手な認識があったほどだ。
シンプルだけど、女性らしさを存分に表に出したシルエット重視のブランド。
それがセオリーなのかもしれない。
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デメリット
当然メリットもあればデメリットも存在する。
メリットしかないブランドなんてこの世には存在しないのだ。
価格
価格はあと25~30%低いところに持ってきた方が良いと思う。
パンツで今の2~3万円という価格帯はシルエットに定評があろうが正直高い。
売れるパターンのものを2万円以下、1万5千円位で提供してほしい。
2万円を超えるパンツを何着も買える余裕のある人は良いんだけど、もう少し裾屋を広げてほしいかなとも思う。
ファーストリテイリング傘下
これはメリットでもあるが大きなデメリットにもつながる。
単純に価格の安いユニクロと同じ生産工場で製造していることを好まない人も多いはず。
いくら品質基準が徹底された工場で生産されていたとしても、実勢売価は6分の1以上の差にも登る。
デザインと生地質は良いけど、縫製レベルはユニクロと同様。
でもユニクロは価格以上に品質については素晴らしい。
なんだか変な関係にあるが、メリットでもありデメリットになるのは仕方ないと考えよう。
まとめ
ファストファッションに押され、各ブランドは大きく売上を落としている。
セオリーも他ブランドと同様に過酷な価格競争と対峙しなければいけないのは同様だ。
そんな中でも若手従業員で起こすカプセルコレクションを仕掛けるようだ。
この価格帯はそれほど高いわけでもなければ、安いわけでもなくセレクトショップオリジナルよりは少し高いくらいの価格設定。
要は一番中途半端な位置にある。
そこから脱却するのは生半可なことでは出来ないだろう。
セオリーの良さである『パンツのシルエットの良さは鉄板でセオリー』という部分を最大に活かし、独自の地位を築いてほしいと思う。
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