だんだんと寒くなってきた今日この頃、そろそろアウターの出番がやってくる時期となった。
毎年この時期になると、どんなアウターにしようか頭を悩ませる男性も多いと思う。
冬場のメインアイテムとなるアウターは、表に出るファッションのいわば『顔』のような存在。
購入価格としても、一番ウェイトの高いアイテムになるため、年にいくつも購入出来る人は少ないだろうし、失敗も許されない。
手持ちのワードローブが少ない方は、定番物に落ち着くことが多いと思う。
そんな方にお送りする今回のアウターは、Pコートを取り上げる。
Pコートと言えば、高校時代を思い起こす方も多いと思うが、これぞ定番というアウターであることは間違いない。
Pコートとは
ピーコートは、19世紀にイギリス海軍で使用されていた艦上用の軍服を基にする。
特徴としては、艦船の甲板などでの厳しい条件で使用することを想定して、左右のどちら側でもの上前を変える事が出来るのが大きな特徴だ。
ボタンには船の碇をモチーフにしたものを使用し、サイドポケットはスリットタイプのものが多い。
大きいカラーを立てる事で風よけにもなる仕様で、着丈は短いものが多い。
近年のミリタリーブームの再燃で、注目を浴びることになったアウターと言えるだろう。
ピーコートの基本的なデザイン
pcortkikonasi.seesaa.net
ピーコートのサイズで主流となるのは、腰のあたりまでの着丈のものが多い。
スタンダードなタイプのデザインは、ダブルの6つボタンのものだと思う。着丈が腰回りよりも下にくる長さになると8っと増えるのが基本だ。
元々着丈の短いものが多いが、最近のトレンドとしてさらに短いショート丈の物が好まれている。
主要カラーはネイビー・ブラック・チャコールの3色が鉄板カラーで、キャメルやブラウンなどのカラーはより、ファッション性が高いものに多い。
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Pコートのサイズ選びについて
kurumani.com
今までは、ピーコートの基本的な部分について触れさせていただいた。
ここからは、実際にピーコートを選ぶ際のポイントをお伝えしていくことにする。
生地の質感は、厚めで重みのあるメルトン素材のものがほとんど全て、これは本格仕様のものになるほどその傾向は強くなる。
かなり重厚感が強いため、上半身にボリュームが出てしまう。
サイズ感としては、ジャストサイズか一つ下のサイズを選ぶのがベストな選択と判断した。
ピーコートはアウターなので、重ね着を前提として薄着のコートで試着してしまうと、実使用する際にサイズ感に『誤差』が生まれてしまう。
これ単体で十分に温かいので、あまり中に着込むことを前提で買わないことをおススメする。
なぜなら、この僅かなサイズ感の誤差がファッション好きにとって、致命的な結果をもたらすからである。
実際は好みの性があると思うので、個人の判断に任せるが周りから見た印象としては、ジャストサイズ、もしくはワンサイズダウンが一番映えるサイジングと結論付けた。
まとめ
ピーコートは一枚持っていれば、何年も着れる定番のアウターなので、サイズ感については納得するまで試着し倒そう。
デザインもダブルのものが主流ではあるが、シングルのものも少なからず存在はする。でも実際に購入するのはダブルにしよう。
2枚目を購入する人であれば、シングルという選択肢も有りだとは思うが、わざわざ一枚目の所有からシングルを購入する必要もあるまい。
デザインで見た場合も、圧倒的にダブルの方が存在感が数倍違う。特にファッション初心者はダブルを購入しておくこと。
着丈については、難しい部分と好みの部分と両方あるので、個人的な意見だけ言わせてもらうと腰回りよりちょい上位のものを選ぶのが、長く着るコツだ。
170㎝以下の男性であればショート丈でも問題なく似合うと思う。
長身の男性には、あまりショート丈はお勧めしない。
何だか子供っぽく見えてしまうため、ミドル丈あたりを着こなした方が断然お洒落だ。
年代によって、着丈やデザイン・カラーの流行の違いはあるかもしれないが、重たいことを除いてこれ以上の冬の定番アイテムもそう無いと感じる。
この大きなカラーを立てて、街を練り歩く男性が今年も増えそうだ。
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