引用元:MENS CLUB
11月も中旬に近づき、大分外も寒くなってきた。
もうすぐクリスマスということで、我が家の子供達ははしゃいでいる様子だが12月末から3月位までの間、日本で一番寒い時期が到来する。
そんな極寒の冬を乗り切るアウターとして、一番活躍するのがダウンジャケットだろう。
国民的なアウターという地位までに上り詰めたダウンジャケットは、とりあえず暖を凌ぐのに最適だ。
今回は冬の装いでは欠かすことの出来ないダウンジャケットについて、5つ取り上げてみよう。
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ダウンジャケットメンズブランドランキング2015
星の数ほどあるブランドの中で、総合的な人気と私見を含めたランキング形式でまとめてみた。
1位:MONCLER(モンクレール)
KING OF ダウンジャケットと言えば、モンクレール以外には考えられないだろう。
左腕上腕部・胸ポケットに取り付けられたブランドアイコンが私好みではないとはいえ、このブランドを外す訳にはいかない。
モンクレールは1952年に設立された。
真冬の登山にも耐えうるウェアを開発することに成功し、1990年代よりアウトドアブームにより知名度はうなぎ登りに上昇した。
2000年代に入ってからは、タウンユースでも着れるようにシェイプされたデザイン性でより人気を後押し、木村拓哉がエベレストを着用することで不動の人気を得ることになる。
気付けば00、0などの小さいサイズはプレミア価格となり、ただでさえ高い価格はさらに青天井になるほど。
現在は、よりモードになったモンクレールはデザイン性、ラインアップの拡充から高級ダウンブランドの地位を確立するに至るのである。
とにかく、まともな今期物を手に入れるには最低15万以上という高価格帯なのと、正規代理店以外で販売しているものは偽物も多く真偽の見分けが付かないほど精巧なものも多い。
ラインアップが多岐に渡る分、どれが今期のものなのかファッション通以外に分かる人はいないだろう。
1990年代まではフランスメイドのものが多かったが、現在はヨーロッパの主要ではない国での生産となっている。
とりあえず、値段が高すぎるのがネックなので私は購入することは出来ない。
というよりも世間に知れ渡り過ぎているため、とても着る気が起きないのが正直なところだ。
2位:MOORER(ムーレー)
イタリアメイドのMOORER(ムーレー)は、価格はモンクレーとほぼ変わらないプレミアムダウンブランドと言える位置付けだ。
とにかく細部までしっかりと作り込まれた大人のダウンという印象。
1999年設立と歴史は浅いものの、製造工程のすべてをイタリア国内で行っているこだわりには、とても好感が持てる部分だ。
利益を考えれば、ヨーロッパの中堅国やアジアに出すという経営判断も出来たはずだ。
下手に外に出すことで、品質を下げるよりも目の届く国内で全ての製造を行うことで、最高品質を保つことに成功しているのだろう。
製造工程だけではなく、ダウンに使われている素材に関しても全てが一級品だ。
羽毛はプルミュールダウンと呼ばれる最高品質のホワイトグースのものを使用している。
価格がモンクレールと変わらないので、私が選ぶならこのムーレーになる。
だって、ブランドアイコンもついていないほどシンプルなところが最高だから。
3位:STONE ISLAND(ストーンアイランド)
こちらもイタリアのブランドであるSTONE ISLAND(ストーンアイランド)は、イタリアでは一番メジャーと言われるCPカンパニーを展開するスポーツウェアカンパニーが手掛けるブランドの一つだ。
ミリタリーウェアにいち早く目を付け、最近では現代の最高技術を搭載した画期的なウェアを展開することで有名なブランド。
とにかく高機能なウェアを連発するストーンアイランドの人気は、ここ数年日本でも急上昇中と言える。
ただイタリア発のブランドにありがちな「主張」し過ぎなところが玉に瑕なところか。
ブランドアイコンであるウィンドローズが、左腕上腕部に『ここにSTONE ISLANDあり!!』と見せつけているようで、どうにも着用しようという気がおきない。
1990年代後半のアイスジャケット(温度変化でまったく異なるカラーに変わる奇抜なジャケット)など、面白いプロダクトを世に出しているだけにもったいない。
価格も10万を超える一級品とあれば、着る人を選ぶダウンということは間違いないだろう。
4位:HERNO(ヘルノ)
これまたイタリアもののHERNO(ヘルノ)は1948年創業と今まで紹介した中では、一番歴史の古いダウンブランドだ。
このヘルノの一番の良さは、超軽量というところ。
ダウンジャケット自体が軽量なものが多い中、見た目のラグジュアリー感を損ねることのないまま、他のダウンブランドを寄せ付けない軽さを実現している。
圧倒的にシンプルなアウトラインに、軽量かつ温かさを併せ持つところが魅力のブランドだ。
数年前よりストラスブルゴ他、メジャーなセレクトショップには必ず置いてあるが、どちらかというとオッサンかお洒落通しか手を出さないブランドだった。
最近は認知度が上がって来たせいか、20代後半位の若者でも着ている人を良く見かけるようになったと思う。
個人的にはシェイプがもう少しあった方が良いと思うが、本国では大人の男性しか着る人がいないんだろう。
価格帯は10万弱~20万と、他ブランドとほぼ変わらない。
5位:DUVETICA(デュベティカ)
2002年スタートのDUVETICA(デュベティカ)は、あっという間に日本に知られたブランドとして有名だ。
イタリアブランドと言われているが、日本企画という話を10年前に聞いたことがある。
フランスペリゴール地方のフォアグラに使う鳥の羽根を使用し、製造はイタリア近隣のクロアチアやブルガリアで製造を行っている。
私も10年前に購入したことがあるが、デザイン性は良いものの暖かさや質感は、他4ブランドに遠く及ばない。
それも仕方ない、価格がまったく違うのだから・・・
デザイン性だけで見れば、今でも十分に通用するレベルだし、価格も10万を切る価格からそれなりのものを買うことが出来る。
問題は、着ている人の多さだ。2ヵ月後にはデュベティカのダウンを着た人で都心は埋め尽くされるだろう。
手頃感のあるものは浸透するのも早い。
モンクレールの約半額で購入出来るダウンということが功を奏し、あっという間に広まったは良いが大人の男性が満足出来るレベルのものではないだろう。
10年前に比べれば、ファーの質も落ちてるし他部分の質感も同様、細部がもう少ししっかりしていれば文句をいう事も無いんだが・・・
6位:TATRAS(タトラス)
【TATRAS】タトラス MTA16A #4390 ESINO15-16FWモデ… |
2006年スタートのTATRAS(タトラス)は、イタリアはミラノに拠点を置きイタリア、日本、ポーランドとのコーポレートブランドとしてスタートした。
身体に張り付くようなタイトシルエットが特徴で、その軽量さは紹介した中でも一番かもしれない。
個人的には左腕のブランドアイコンが、ちょっと派手なので最後の一手が出ないのだが、他ブランドに比べれば気にならない大きさ。
カラー・ラインアップも豊富にあり、2015-2016A/Wよりブランドネームタグが一新され、メンズがシルバー、レディースがゴールドの刺繍に統一されている。
日本で紹介されはじめて約10年、一般認知されてきたのと価格帯的に中間(10万以下)にあるため、デュペティカ同様に着ている人を多く見かけるようになった。
作りもデュペティカと同等、この辺の価格帯が日本人が手が出せるちょうど良いジャパニーズスタンダードな金額と言えるのかもしれない。
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まとめ
2015冬のおすすめダウンジャケットを総合的視点と、私見から述べさせていただいた。
個人的にはMOORER(ムーレ)がイチオシになる。
『メンズ』と大きな括りで話しているが、当然年代で好みも変わってくると思う。
高級ダウンがほとんどなので、自分の財布とも相談しなければいけないところだし、私はかみさんに相談してみる。
今年の冬を乗り越えるべく、最適なダウン選びの一助となればこれ幸いだ。
洗濯方法について知りたい人は、こっちまで
https://fashioneye2.com/down/
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