1年半前にかなりの期待を込めてポーターのヒートを購入した。
ビジネスとカジュアルに使えて、耐久性がしっかりしている鞄。白羽の矢が立ったのがポーターのヒートだった。
バリスターナイロンを使って仕上げた外観を見た時に、瞬時にこの鞄が欲しいと思った。
一層と二層とで1万円近い価格差があったので一層式で手を打ったわけだ。
あれから1年半が経過、基本的にローテーションする鞄の一つとして今でも使っている。
元々の購入を決める一番大きい要素だった耐久性については実際どうだったのか?
ポーターのヒートを1年半使ってみた感想について
1年半も使ってみると冷静に物事を見返すことができるもんだ。購入当初に感じた期待と、使っていくうちに感じる不満と、両方をフラットな目で見ることが出来る。
サイズが大きい
まず一番に思ったのはサイズが大きかったこと。自分が普段使いする鞄のサイズと比較して、明らかに一回り大きかった。
お店でものを見た時には気付きにくい部分でもあり、冷静に見極めなければいけない部分でもある。
明らかに間違ったと思うサイズ感だったが、最近モバイルPCを持ち歩くようになってからは、このサイズでないとダメ。
結局は結果オーライということで救われたかな。
重い
デザインの格好良さに惹かれて重たいことは重々承知の上で買った。
にも関わらず、冷静になってみたときにこの重さはしんどかった。
リュックやショルダーとして使う分には、それほど重さを感じることは無かったがブリーフケースとして利用した際に、ずっしりとした重みを感じた。
まるで筋トレでもしてるかのような重さに、私はリュックの形態で使うことが増えた。というよりも、この一年くらいはリュックでしか使ってない。
ある程度重みのある方が使いやすいなんてことを言う人がいるが、私はそんな人の意見を信用しない。
ブーツも同様のことを言う人にたまに遭遇してしまうが、重たいのは結局使わなくなる。
鞄の内部は弱い
これは少しショックだった。マジックテープの根元が剥がれるなんて・・・
私は大学1年の時にポーターのタンカーを購入し、これは社会人になってから20年近く経つ頃まで活躍する。
この長年の月日を経ても、ジッパーの崩壊という一部分の破損だけで他はまったく問題ない。
この経験がポーターブランドへの絶大な信頼感に繋がった。
なので今回のポーターヒートを買う際にも、日本製鞄のクオリティには何も言うところもなくスルーしたわけだ。
それがたった1年半使ったくらいで、マジックテープの根元が剥がれるなんて。
メイドインジャパンを過信しすぎたのかな・・・
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重厚なデザイン
デザインは大人が持つ鞄の雰囲気をきちんと備えている。
バリスターナイロンとターポリンの組み合わせは、絶妙な黒のコントラストを生み、それが持つ者への所有欲を満たしてくれることは間違いない。
経年変化におけるメッキの剥がれについて、もう少しどうにかならないかな?
錆びない、剥がれない素材を使うことは難しいにせよ、もう一捻りほしいところ。
マグライトはいらないから、この辺にもう少しお金をかけてほしかった。
多機能
3wayはやっぱり使い勝手が良い。
ショルダー使いしたのは2回だけだが、自分の疲れと連動して持ち方を変えることができるのは大きい。
基本はリュック使いがメインとなるのだが、すぐに荷物の中身を取り出したいときだってある。
そんな時に、ショルダーやブリーフケースとして持つことができるのは有り難い。
ショルダー使いがいつでもできるように、リュックのファスナーの中にはショルダーベルトを格納してある。
付属品
マグライトも重要な付属品なのかもしれないが、買う前と買った後では気持ちに微妙な変化が起こるわけだ。
買う前はマグライトの存在価値を物凄く感じていたのに、いざ手に入れた途端にただの飾りだったことに気付く。
マグライトは通常付属品から外し、価格を下げるか全く別のところにお金を掛けて欲しい。購入した人の半数は紛失してしまった人も多いと思われる。
マイナーチェンジに期待かな。
まとめ
ポーターのヒートについて、1年半の使い心地をレビューしてみた。
気に入って買ったものだから、今でも普段使い・ビジネス使いの両方に活躍してくれる鞄なのは変わらない。
ノートPCを入れたら重たいけど、荷物が少ない時はそれ程気にもならないしね。
ただタンカーを長年使っていたこともあり、1年半で内側の部品に剥がれが起きたのは正直ショックな出来事。
今までの私の中のポーター神話が崩壊した瞬間でもあった。
ノートPCやモバイルPCを持ち歩く人は、二層式の方が結果として使いやすいと思う。
ポーターのヒートを購入予定の人へ参考になれば幸いだ。
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