ノーカラーコートはここ数年レディースで人気のアウターだ。
その理由はスタンドカラーのコートと比較すると、上品で柔らかい印象を与えることができるから。
でも、ノーカラーコートがレディースにおすすめできる理由はそれだけじゃない。
冬のコーディネートの要と言える、レイヤードスタイルをきれいに作ることができるのも選ばれるポイントになんだ。
ボリューム感が増してしまう冬のアウター選びは、着回し力の高いノーカラーコートを是非取り入れてみてほしい。
と言うことで、今年人気のノーカラーコートの中でも、特にレディースにおすすめできる7つを紹介しよう。
ノーカラーコートで上品な大人スタイルに
ここ最近は、温暖化の影響もあってか12月でもそれなりに暖かい。
ダウンで汗だくになるくらいなら、ノーカラーコートあたりで颯爽とコーディネートした方がコーディネートもすっきり見える。
どちらかと言うと、車通勤の女性や、都内でもあまり外を歩くことがない電車通勤の方には、このくらいのボリュームの方が良かったりする。
今期おすすめのノーカラーコートは、どんなテイストのものなんだろう。
Spick & Span(スピックアンドスパン)
とにかく細かいディティールと、上品に見える素材にこだわって作られた、スピックアンドスパンのノーカラーコート。
上質なウール素材を使ったコートの生地表面は、適度に光沢のあるツヤ感が大人の女性にピッタリな仕様となっている。
ノーカラー部分はVネックラインは、女性の華奢なデコルテラインをきれいに見せてくれる。
寒い日にはストールやマフラーをレイヤードしても、かさばらずにきれいにコーデすることができるだろう。
今風の少しゆったりとしたシルエットで、ノーボタンなタイプ。気軽に羽織る感じで合わせるのが良いのかもしれない。
Rope(ロペ)
手の届きやすい価格帯で、それなりにおしゃれなものを手に入れることができるロペ。
去年大人気で完売してしまった、ノーカラーコート【フード付き】がシャープなシルエットに。
フード・シルエットの見直しを図り、よりスタイリッシュにマイナーチェンジしている。
今季イチオシのアイテムであるノーカラーコートは、フード付きなので2通りの着方を楽しめる一着となっている。
ノーカラーだけではなく、フーデットコートとしても気回せることは想像以上に使いやすさにつながっている。
ノーカラーコートとして、上品にコーディネートするのも良いし、フードを付けてカジュアルな着こなしにも対応できる。
合わせるボトムは、スカート・パンツの形を選ばない万能なデザイン。
質感も生地は、イタリアにある有名ファブリックメーカーであるポンテトルト社のカシミヤ混ウールを使用。
ノーカラーコートに限定せずとも、色々なシーンで着こなせるコートを探しているレディースにおすすめの一着だ。
TOMORROWLAND(トゥモローランド)
トゥモローランドから紹介したいノーカラーコートは、上質なカシミア素材を使った多用途タイプ。
レディースにおすすめしたいポイントとしては、洗練された大人の雰囲気が簡単に手に入れることができる見た目を有すること。
トレンドに左右されるデザインではなく、定番の一着として今後何年に渡って使える普遍性も持ち合わせている。
定番カラーのブラックに、クラシックな雰囲気のキャメル、少し甘い雰囲気を持たせたライトベージュの3色展開。
どの色にするか悩ましいところだが、自分のワードローブに足りないカラーを補うものを買うでも良いんじゃないかね。
素材は100%ピュアカシミアなので、質感の高さは他のノーカラーコートとは一線を画する。艷やかな生地感は、それだけで高級感を感じさせる大きな要素だ。
ウエストベルトを締めるだけで、見た目の印象は大きく変わり生地感と相まって、より女性らしさを感じさせてくれる一着。
価格は高いものの、何年も着れる普遍的なデザインなので買って損することはないと感じる。
SHIPS(シップス)
シップスから紹介するノーカラーコートは、ミドル・ロング丈のものではなくショートタイプのデザイン。
だいぶ他のブランドのモデルとは、シルエットも大きく変わりフレアを活かしたふんわりしたモデルになっている。
今まで紹介した上品さを押し出したものとは違い、少しかわいい雰囲気を加味させたシップス独自のシルエット。
身長の低い女性が着ると、そのかわいさがより際立つんじゃないかな。
デメリットがあるとすれば、上半身にボリュームがある人が着てしまうと、よりそれが強調されてしまうということ。
普段使いするのにピッタリな丈感なので、使いやすさは他のコートより一段上だと感じるね。
Theory(セオリー)
ノーカラーコート【Oggi/otonaMUSE/GISELe12月号掲載】
セオリーからの一押しのノーカラーコートは、コクーンシルエットの丸みのあるデザイン。
アームホールも広めに取られており、中に厚手のニットを着ても着膨れすることなくきれいに着こなすことができる。
素材はウール90%にカシミア10%の混合タイプ、見た目の上質さにも配慮されている。
トレンドを踏まえたデザインなので、今の流行を取り入れたい人におすすめしたいモデル。
着丈が長いので、身長が高い人でないとこのシルエットを着こなすは難しいんじゃないかな。
165cmに満たない人には、あまりおすすめできないかもしれない。
IENA(イエナ)
イエナからは、リバーシブルで着ることができるノーカラーコートを紹介しよう。
シルエットはふんわりした肩を落としたタイプのものであり、今年っぽいデザインに仕上がっている。
厚手のウール生地を使っているので、これからの寒い時期にもピッタリ。裏地はチェック素材になっているので、表情豊かに着こなせるのがポイントだ。
一着で二度おいしいノーカラーコート。
ウエストリボン付きの可愛いデザインなのも○だね。何通りにも見せ方が変えられるのがポイントであり、それが印象をぼやかしてしまうとこにもつながってるような・・・
価格がこなれているのは、評価できるポイントなので気軽にノーカラーコートを取り入れたい人におすすめだ。
UNITED ARROWS(ユナイテッド・アローズ)
ゆるやかなAラインシルエットのノーカラーコート。
気持ちベルスリーブな袖が、今のトレンドをうまく表現できている。
トレンドのど真ん中というよりは、そこに合わせつつ定番で毎年使えるようにアジャストさせたタイプだ。
ユナイテッドアローズのノーカラーコートが優れている点は、デザインだけではなく機能性も合わせ持っているところ。
二重織りのショートビーバー素材を使っていることで、軽くて温かく見た目の上質感もきちんと表現できている。
ビーバー素材というのは、ウール等の毛糸を織った後にフェルトのような加工を行うものを指している。
普段使いだけではなく、ビジネスシーンへの応用も含め多用途に着こなせるのは大きなメリットだ。
個人的にはスラックスパンツなどと組み合わせて、大人の女性を演出してほしいアイテムだね。
まとめ
ノーカラーコートのおすすめとして、7つのアイテムを紹介させていただいた。
今年のトレンドを踏まえたものだけではなく、基本的に定番で来年以降も着こなせるものを中心に選定を行っている。
ノーカラーコートは、女性らしさや柔らかい雰囲気を表現するには最適なアイテム。
まだワードローブに組み入れてない方は、この機会に自分好みのアイテムを追加することをおすすめする。
一枚あれば、何かと便利なアイテムなのは間違いないのだから。
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