KUROのシルエットは最強!日本製岡山デニムの実力をレビュー【40代でもOK!】

KURO DIAMANTE 一覧

最近デニムの記事を書いていなかったので初めてレビュー記事を書いてみようと思う。理由は単純に思いつきなのでこれといった動機はない。

この7年くらいずっと愛用しているデニムがある。気付けばリピートして買ってしまい、これが4本目のモデルになる(3年毎にサイズが変わるため)のだが、履き心地・見た目・シルエットのどれをとってもこれを超えるものが出てこない。

私はデニムバカと呼ばれるほど、デニムを愛する男だ。13歳でファッションに目覚めてから200本はデニムを購入していると思う。古着・ヴィンテージ・レプリカ・高級ブランド物・異色ドメブラと一通りすべて脚を通している。

おっさんになってみて思うデニムの良さを改めて振り返るのと、今回のKUROのDIAMANTE私物を例に想いのまま書いていこうと思う。

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KUROデニムDIAMANTEレビュー

ジャパン(岡山)メイド

デニム好きにとって岡山県は特別な地域だ。『聖地エルサレム』のような存在で世界中を見渡してもデニムに関してこの地域を超えるところは存在しない。

事実国内メーカーだけでなく世界のトップブランドも、この岡山でデニムを生産しているところも多数ある。それだけ岡山産デニム生地・製造の素晴らしさが分かると思う。

染色から整理加工まで自社工場で一貫生産するクロキは2004年からパリの生地展示会「プルミエールヴィジョン」に欠かすことなく出展を続けている。その結果、「シャネル」「ルイ・ヴィトン」「グッチ」「プラダ」など数多くの欧米のラグジュアリーブランドにデニム生地を納入している。大阪・御堂筋沿いにはラグジュアリーショップが立ち並ぶが、クロキの黒木立志社長は「あそこに並ぶブランドで当社のデニムを仕入れていない先はほとんどない」という。

by FASHION HEADLINE

クロキのように欧州トップメゾンにデニム生地を供給するほど岡山産というのはデニム最高峰とイコールな意味合いが強い。

この辺は何年も前から取り沙汰されているので、今さら私がとやかく言うほどでもないと思うのでこれ以上は言及しない。

ただ、かといってこの部分を抜きにデニムを語ることも出来ないと思ったので初めに前置きさせていただいた。

生地質感

最高級岡山産デニム生地を使用したKUROデニムの中でも私が持つDIAMANTEはコットン97%、ポリウレタン3%の配合で出来ている。

通常私はポリ混のデニム生地は履くことの対象にしない。理由は以前にディーゼルや他ブランドのポリ混生地を履いた時に、変なストレッチ性を感じたことが要因だ。

男が履くデニムにポリ混なんて有り得ないというのが持論であり、実際に履いた時の違和感も含め『デニムは100%コットンがデフォルト』というのが固定概念としてあるわけだ。

ただ年齢も30代後半にもなると、そうも言ってられなくなる。体型は若い時と異なりラフランスのように脚は太らないのにお腹だけがポッコリと出てきてしまう。

でも、変なストレッチ性を感じる生地感はどうしても受け付けないのだが、このDIAMANTEは100%コットンと何ら変わらない履き心地を実現しているのだ。

ストレッチしている感覚は微塵もなく、かといって自分の脚に見事にフィットし、かつ動きやすさも確保されているのだ。この辺は不思議でしょうがないのだが配合が絶妙なのだとしか言いようがない。

私のジャストサイズは30incなのだが、手持ちは31incのもの。お腹周りはゆとりがあり、大腿周りはスッキリとしているため履いていてまったくのストレスを感じることが無い。

シルエット

シルエットはスリムテーパード、私が好きなボトムラインを表現してくれる。股上が少し深めなので個人的には好みでないところ。かといってスリムストレートタイプのGRAPHITEだと、これも少し自分はイメージするシルエットとは違うわけ。

FIBROというスキニータイプも存在するが、股上は深め。DIAMANTEで股上がもう少し浅いタイプのモデルが出れば個人的には史上最強のデニムになるわけだが、既成物ではそれを望むことはできない。

万人に受けるものなど無いのと同じだ。

股上の問題があるにせよ履いた時のシルエットは自分の思う通り、私はお腹は出てはいるが脚が細いためウエストに合わせてサイズ選びすると太ももにゆとりが出過ぎてしまい、望むシルエットにならない。

DIAMANTEはそこを解消してくれる。

色落ち

デニムで重要なのは色落ち具合だ。ここは個人差があるため完全に私見になってしまうが、KUROのヴィンテージ加工は秀逸、自然な落ち感が再現されている。

渡りのヒゲ部分、ももの縦落ち感はナチュラルでやりすぎておらず絶妙としか言いようがない。

おしり部分は元々の色落ちと着用1年経過しているため、より擦れた感じがヴィンテージ感を強めている。相当加工に凝っているのは当たり前なんだが嫌味がない程度の色落ち具合なのは素晴らしい。

デニムは何着持っていても欲しくなるのは、それぞれで表情が異なるから。結局デニムの色落ちというのはアートに近いものがあるのだ。色の濃淡からクラッシュ具合など含めると、その種類はまさに無限。

自分の好みの色落ちを再現したデニムを見つけることは予想以上に難しい。これはデニム好きに限ることかもしれないが、散々探してやっと見つけることが出来ても価格5万なんてこともザラだ。

これだけ高いクオリティのデニムをある意味適正価格(15,000~27,000円位)で販売しているKUROは世界で認められるだけのことがある。

今では全世界25か国で販売され、その販売価格は日本市場の約2.5倍ほどの高価格帯で売られている。日本製デニムの人気の高さが分かるね。

細部のこだわり

通常のKUROデニムのバックポケットは丸みを帯びたデザインをしており、それが初めは受け付けなかった。

ショップ別注モデルも多数展開される中で、この普通のデニムと同様のバックポケットデザインのものがあったので即ゲットしたわけだ。

細かいステッチワークが特徴の一つだと考えているが、細かく刻み込まれた糸の表情が職人の技の成せるところか。

フロントポケットに備え付けられたコインポケット裏にもセルビッチが存在する。この辺はヴィンテージの流れを忠実に再現しているのだろうけど、手間を考えたらここに手を掛けないことがほとんど。

この辺の細部へのこだわりを感じるのがKUROジーンズの特徴でもあるわけだが。

裾にも当然セルビッチは存在している。ロールアップした際のアクセントにもなるし、ここのこだわりは差別化になるのでうれしいところ。

このセルビッチを見るたびに10代後半にヘビロテしていたリーバイスの66モデルを思い出すわけだが、当時はリーバイスしか履かないなんて思っていても、時代の移り変わりとともに嗜好は変わるものだとヒシヒシと感じる。

革パッチには『KURO』のロゴが刻印されているのみ。この辺もヴィンテージデニムの特徴的な流れを汲むところではある。シンプルに刻印のみにしているところにブランドの主張し過ぎない良いポイントが表れている。

ビッグEやダブルXなど、私が若かったころに愛用していたデニムとの共通項を見出すと、懐かしさだけではなく、いくら技術革新があろうが、はやり不変的な部分はそのまま受け継がれるものなのだと実感するわけだ。

フロントポケットはリーバイス大戦モデルと同様に月桂樹ボタンを採用、ボタンカラーはブラックとブランド名と同色にしている配慮がにくいところ。

ただ、個人的には黒よりもシルバーボタンの方が好みなのでラインナップとして別カラーのモデルも出してほしいのが個人的な見解だ。

バックポケット裏にもリベットが打たれている。最近のデニムにはリベットを打ってあるモデルは少なくなった。コスト的なところで省いているのか理由は分からない。

KUROはこの辺も抜かりなくデザインの中に織り込んでいる。デニムに対する愛情を感じてしまう瞬間だった。当然リベットを打っていないデニムと比較すれば原価も上がる。

クオリティの高さは、このひとつひとつの工程に現れる。見た目だけではなく高い品質を維持している理由が分かるだろう。

まとめ

KUROのデニムが高クオリティな理由が良く分かる。細部まで考え尽くされて作られているからだ。価格は高いものでも3万円弱、高級デニムに入る価格だとは思わないが他の通常デニムに比べれば倍以上の金額になる。

耐久性とデザインを踏まえて考えれば、それほど高いものだと私は思わない。200本もデニムを履いていれば何が良くて何がダメなのか瞬時に判断がつく。

ヴィンテージライクなものは価格が高くなるがクオリティは最高峰、30代後半から40代男性が履くデニムとしてはこれほどピッタリなものも少ない。

一度履いてみたら分かるだろう、KUROのクオリティの高さが。

KURO DIAMANTE 一覧

Graphite

グラファイトのデニムについても少し触れておくことにしよう。ディアマンテよりは一般的なストレートタイプ。

股上はディアマンテよりも少し浅めで、ワタリも少しタイトになる。4・5年前に購入したモデルなため、現在は新品での取り扱いは無いモデルだと思う。

基本的な作りこみに関してはディアマンテとほぼ同様、ワンウォッシュなタイプが欲しかったため当時はそれを選んだ。

とは言え体重増加とともに履けなくなり、買ってからすぐ着用することなくタンスの肥やしになってしまった。

最近自分のクローゼットを整理している中で、再び日の目を見ることになったわけだ。

『BLACK BY KURO』

このタグはアメリカンラグシーの別注モデルに付けられたもの。バックポケットがスタンダードなタイプに変更されたものになる。

個人的にKUROのデニムは大好きなんだけど、元々のバックポケットの仕様だけが気に入らない点だったため、アメリカンラグシー別注のKUROじゃないとダメなのね。

このスタンダードなケツポケットが一番しっくりくる。タグを縫い付けた糸が長いのが特徴的なんだけど、これもあまり好きではないので切ってしまう。

それ以外は完璧なので言うことが無い。ディアマンテに比べると、シルエットはストレートなのでいつの時代も履けるスタンダードモデル。

おっさんにはこのくらいのシルエットが一番合わせやすいものではないのかな?

美しいシルエットを作る秘密はこのヒザ下のラインによるところが大きい。

ほぼ裾幅と同様の幅なのが分かるだろう。膝から裾に掛けて真っすぐなラインを作っているわけだ。ストレートというよりもスリムストレートなシルエットだね。

スキニーのように裾がすぼまっていくタイプではないので靴も合わせる幅が広くなる。落ち着いた大人のシルエットがこのグラファイトなわけだ。

ディアマンテがポリエステル3%混合なのに対し、このグラファイトは100%コットンなので着た感じは少し硬め。しかも久しぶりに履いてみると少し瘦せたからかギリギリ入る感じでやはりキツイ。

13onzはあるだろうしっかりとしたデニム生地は少し窮屈な部分もあるが、これが経年劣化を起こすことで自分の身体に馴染む色落ちを見せてくれる。

KUROのワンウォッシュジーンズを久しぶりに履いた私は、もう少し痩せて格好良く着こなせるようになろうと決意するのだった・・・

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